「10代の二冠王」は過去何人? 19歳の村上宗隆は、本塁打王と打点王のチャンスあり

村上宗隆は神宮球場で打率.273、17本塁打、45打点 JULY 31,2006(写真:アフロスポーツ)

 村上宗隆(東京ヤクルトスワローズ)は、打率.235、30本塁打、85打点を記録している。打率は規定打席以上のリーグ最下位(29位)だが、本塁打は4位、打点はトップに位置する。前者は1位と2本差。後者は2位と3打点差。二冠王の可能性は十分にある。

 二冠王あるいは三冠王は、これまでに延べ96人を数える。ただ、10代の二冠王は、1939年の川上哲治しかいない。1920年3月23日生まれの川上は、19歳の時、首位打者(.338)と打点王(75)の二冠を獲得した(投手としても18登板)。村上は、2000年2月2日生まれの19歳だ。

「怪童」の異名を持つ中西太は、1953年に本塁打(36)と打点(86)の両タイトルを手にしたものの、生まれたのは1933年4月11日なので、この時は20歳だった。清原和博は、1986年に打率.304、31本塁打、78打点を記録し、この年の8月18日に19歳の誕生日を迎えた。だが、清原はキャリアを通して、打撃三冠のタイトルには縁がなかった。ちなみに、最年長の二冠王は、1988年の門田博光だ。1948年2月26日生まれの門田は、40歳にしてリーグ最多の44本塁打と125打点を記録した。

 なお、10代の首位打者は川上しかおらず、10代の本塁打王は皆無ながら、10代の打点王は川上の他にもいる。1924年11月22日生まれの青田昇が、1943年に42打点を挙げ、野口明(1917年8月6日生まれ)とタイトルを分け合った。

 今シーズン、村上が本塁打王と打点王をともに獲得すれば、10代の二冠王は、1939年の川上(首位打者&打点王)以来80年ぶり2人目、2リーグとなった1950年以降では初となる。どちらか一方のタイトルでも、10代の本塁打王は史上初、10代の打点王は川上(1939年)と青田(1943年)に続く3人目。打点王も1950年以降では初めてだ。