本拠地のオールスターでMVPは16人。今年は坂本勇人、丸佳浩、原口文仁、近本光司ら11人にチャンス
日本プロ野球のオールスター・ゲームでMVPを受賞した選手は、延べ171人を数える。調べたところ、そのうちの16人は、本拠地球場でMVPを手にした(複数の球団が本拠地とする球場の試合は、セ・パどちらのホーム・ゲームであるかを問わなかった)。全受賞者に占める割合は、9.4%となる。
今年のオールスター・ゲームは、東京ドームと甲子園球場で行われる。本拠地球場でMVPのチャンスがあるのは、読売ジャイアンツと阪神タイガースの選手だ。読売からは、山口俊、菅野智之、岡本和真、坂本勇人、丸佳浩の5人、阪神からは、ピアース・ジョンソン、藤川球児、青柳晃洋、梅野隆太郎、原口文仁、近本光司の6人が選ばれている。
この11人のうち、ジョンソン、青柳、近本の3人は初選出だ。他の8人もMVPを受賞したことはないが、坂本は敢闘選手賞を4度(2011、2012、2013年の第2戦と2016年の第1戦)、藤川は優秀選手賞とベストピッチャー賞を1度ずつ(2005年の第2戦、2008年の第2戦)手にしている。また、山口は横浜ベイスターズ時代の2010年に、マツダ・プレマシー賞を受賞した。マツダのリリースによると、この賞の対象は「はつらつとした躍動感あるプレーで活躍し、子どもから大人まで日本のファミリーに夢を与えた選手」だ。山口は第1、2戦のどちらも、1イニングをパーフェクトに抑えた。
なお、今年のメジャーリーグのオールスター・ゲームは、クリーブランド・インディアンズの本拠地で行われ、インディアンズの選手がMVPに選ばれた。それについては「ホーム球場のオールスターでMVP受賞は3人目。かつてのホームで受賞した選手も含めても…」で書いた。