メジャーリーグ新記録の「28試合連続ホームラン」に最も貢献したのは……
ニューヨーク・ヤンキースが、メジャーリーグ新記録を打ち立てた。5月26日から6月25日まで、28試合続けてホームランを打ち、17年前にテキサス・レンジャーズが記録した27試合連続ホームラン(2002年8月11日~9月9日)を追い抜いた。ヤンキースのストリークは、まだ途切れていない。
この28試合は、14人が計51本のホームランを打った。最多は8本のゲリー・サンチェスだ。一方、ジャンカルロ・スタントンとアーロン・ジャッジは、故障者リストに入っていたこともあり、1本ずつにとどまった。スタントンは最長記録に並んだ6月24日、ジャッジは新記録となった25日に打ったが、どちらの試合もその前にチームメイトがホームランを打っている。タイ記録はアーロン・ヒックス、新記録はDJ・ラメイヒューのホームランによって達成された。
各試合におけるチーム最初のホームラン――チーム最初の得点とは限らない――も、サンチェスが最も多く、6試合を数える。ただ、6試合中4試合は、その後、チームメイトもホームランを記録している。ヤンキースのホームランがサンチェスの1本しかなかった試合は2度だ。
それに対し、ヤンキースでブレット・ガードナーだけしかホームランを打たなかった試合は3度あった。なかでも、6月11日のダブルヘッダー2試合目は、あと3アウトでストリークが途切れるというところで、ガードナーがホームランを打った。ストリーク全体としても、51本のホームラン中、9回以降に出たのはこの1本しかない。
なお、28試合中、ヤンキースの打者にホームランを打たれた投手は39人を数える。被本塁打2本以上は9人いて、最多は4本のクレイトン・リチャード(トロント・ブルージェイズ)。6月4日に1本、25日に3本を喫した。2試合で被本塁打はリチャードだけでなく、彼とチームメイトのデレク・ロウも、6月5日と24日に1本ずつ打たれた。