オールスター前に30本塁打以上でも、その半数近くは本塁打王のタイトルを手にしていない

クリスチャン・イェリッチ(ミルウォーキー・ブルワーズ)Jun 16, 2019(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 オールスター・ゲームまでに30本以上のホームランを打った選手は、延べ36人を数える。今シーズンは、クリスチャン・イェリッチ(ミルウォーキー・ブルワーズ)が37人目に近づいている。6月18日の試合を終えて、26本塁打。ブルワーズは前半戦にあと18試合を行う。

 ただ、前半戦に30本以上のホームランを打ったにもかかわらず、タイトルを獲得できなかった選手は少なくない。36人のうち、47.2%に当たる17人は本塁打王になれなかった。

筆者作成
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 1997年のマーク・マグワイアは、7月末にア・リーグからナ・リーグへ移ったため、シーズン58本は両リーグ最多ながら、ア・リーグ9位(34本)とナ・リーグ22位タイ(24本)に終わった。

 また、1998年のグレッグ・ボーンと2013年のミゲル・カブレラ(デトロイト・タイガース)は、前半戦に30本とはいえ、リーグ1位に7本もの差をつけられていた。複数の選手が同じ本数でタイトルを分け合うことはあるが、2人ともさらに差を広げられた。

 故障や不振により、後半戦に失速した選手もいる。なかでも、1999年のホゼ・カンセコと2000年のマグワイアは、オールスター・ゲーム後、5本未満にとどまった。一方、1998年と1999年のサミー・ソーサは、後半戦も30本以上を記録したが、1998年はマグワイアに追いつけず、1999年はマグワイア(前半戦28本、後半戦37本)に追い抜かれた。

 今シーズンのイェリッチも、故障や不振がなかったとしても、本塁打王を獲得できるとは限らない。現時点で、ピート・アロンゾ(ニューヨーク・メッツ)との差は2本に過ぎず、その後ろにはコディ・ベリンジャー(ロサンゼルス・ドジャース)とハンター・レンフロー(サンディエゴ・パドレス)が、イェリッチと3本差で続いている。