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移籍直前に300本塁打と400本塁打を達成した2人に続き、100勝目を挙げてマリナーズを去る!?

宇根夏樹ベースボール・ライター
マイク・リーク(シアトル・マリナーズ)Jun 16, 2019(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 6月に入り、シアトル・マリナーズは2人のスラッガーを手放した。2日にジェイ・ブルースをフィラデルフィア・フィリーズへ、15日にエドウィン・エンカーナシオンをニューヨーク・ヤンキースへ放出した。

 2人とも、あたかもマイルストーンを置き土産とするかのように、マリナーズを去っていった。ブルースの移籍は300号本塁打を打った2日後で、エンカーナシオンは400号本塁打の6日後だった(エンカーナシオンは401本目も、マリナーズで打った)。

 この夏にマリナーズが放出する選手は、ブルースとエンカーナシオンだけではないだろう。その候補は、枚挙に暇がない。

 トレードは成立しなかったものの、マイク・リークはアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移る直前だったようだ。シアトル・タイムズのライアン・ディビッシュが、6月上旬に報じている。ちなみに、リークは16日に勝利投手となり、通算白星を99とした。もしかすると、通算100勝目を挙げた直後に、マリナーズを去ることになるかもしれない。次の登板は21日の予定だ。

 また、三桁のマイルストーンではないが、リークが通算100勝まであと1勝とした試合で、ディー・ゴードンは通算50本目の三塁打を打った。MLBネットワークのジョン・ヘイマンは、ブルースとエンカーナシオンの次にマリナーズが放出したがっている選手として、リークとゴードンの2人を挙げている。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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