「7イニングで17奪三振」は史上初!?

クリス・セール(ボストン・レッドソックス)May 14, 2019(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 5月14日、クリス・セール(ボストン・レッドソックス)は7イニングを投げ、17三振を奪った。8回表のマウンドには、セールに代わってブランドン・ワークマンが上がった。

 レッドソックスのゲーム・ノーツは、「7イニング以下の先発登板で17奪三振以上はセールが史上初」と記している。MLB.comやESPNなどにも、同じ内容の記述がある。この点については、間違いないようだ。

 ただ、「先発して7イニングを投げ終えた時点で17奪三振」は、史上初ではない。セールの前に少なくとも1人、ロジャー・クレメンスが記録している。1996年9月18日に2度目の1試合20奪三振を達成した時、最初の7イニングに17三振を奪い、残る2イニングで3三振を積み上げた。

 2人とも、レッドソックスのユニフォームを着て投げ、7イニング目のマウンドに立った時、チームが3対0とリードしていたことも共通する。そこからが違い、クレメンスは7回裏も無失点に抑えたが、セールは7回表にホームランを打たれて2点を失った。その時点の投球数は、クレメンスが114、セールは108。クレメンスは151球を投げて完封し、セールを交代させたレッドソックスは4対5で敗れた。

 なお、クレメンスもセールも、四球は一つも与えなかった。セールはその5日前の登板も、14三振を奪って与四球は皆無。イライアス・スポーツ・ビューローによると、連続する2先発で計30奪三振以上&与四球ゼロは、1984年のドワイト・グッデンに続き、1900年以降2人目だという。グッデンは9月12日と17日の2試合とも、それぞれ16三振を奪った。