1試合に2度もぶつけられた打者が、同じ日に2人。痛かったのはどっち!?

左からT.オニール、H.ベイダー、J.マルティネス Apr 11, 2019(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 4月11日、2人の打者が1試合に2度ぶつけられた。マーティン・マルドナード(カンザスシティ・ロイヤルズ)とハリソン・ベイダー(セントルイス・カーディナルス)だ。マルドナードの死球はシアトル・マリナーズの2投手によるもの。ベイダーはロサンゼルス・ドジャースの2投手に当てられた。

 幸いなことに、2人とも大事には至らず、次の試合に出場している。だが、マルドナードの死球が得点に結びつかなかったのに対し、ベイダーは2回裏も5回裏も満塁の場面でぶつけられ、打点を挙げた。ロイヤルズは6対7で敗れたが、カーディナルスは11対7で勝利を収めた。

 押し出し死球はそう珍しくなく、今シーズンもすでに、ベイダーを含めて10度を数える。ベイダーのシーズン2度も単独最多ではなく、ブランドン・ニモ(ニューヨーク・メッツ)が4月2日と10日に記録している。

 もっとも、同じ打者が1試合に2度の押し出し死球となると、そうそう起きることではない。スタッツ社は「ここ40年で4度目」、ロイターは「1974年以降4度目」と報じている。スタッツ社やイライアス・スポーツ・ビューローなどによると、2005年4月16日のリード・ジョンソン以来だという。ジョンソンはこの試合で3度ぶつけられ――1試合3死球はメジャーリーグ最多タイだ――2度目と3度目に打点を挙げた。

 なお、ベイダーは4打席に立って無安打(2打数0安打)ながら、2度の押し出し死球だけでなく、本領も発揮した。2回裏は暴投で二塁からホームイン。7回表にはセンターの守備で、頭上を抜けようかという打球を追い、最後はジャンプしてグラブに収めた。