マリナーズの守備は大丈夫!? 1イニング3失策の内野手が2人

ディラン・ムーアとティム・ベッカム Mar 30, 2019(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 3月30日の9回表、三塁を守っていたディラン・ムーア(シアトル・マリナーズ)は、立て続けに3失策を犯した。3人の打者が続けて打った当たりは、いずれも試合終了の三塁ゴロとなるはずだったが、ムーアはどれもグラブに当てながら捕球できず。1本目と3本目はすぐに拾って一塁へ投げたものの、悪送球となった(写真は1失策目)。マリナーズはこの3失策によって1点ずつを失い、4点あったリードは1点に。次の打者を見逃し三振に仕留め、何とか試合を終えた。

 イライアス・スポーツ・ビューローによると、1イニングに3失策を犯した選手は、ここ10年でムーアが6人目だという。ところが、その6日後には早くも7人目が現れた。しかも、3失策を犯したのは、ムーアのチームメイトであるだけでなく、3月30日の試合でムーアの隣を守っていたティム・ベッカムだ。

 こちらはムーアと違い、試合の冒頭。4月5日の1回裏に、先頭打者のゴロを逆シングルで捕ろうとしてグラブから弾き、次打者のヒットで一、二塁となった後、今度は二塁封殺の送球動作に早く入りすぎて打球を捕り損ね、拾って一塁へ投げたボールは逸れた(二塁走者はホームインした)。E6(捕球)&E6(送球)。最初のE6(捕球)を含め、1イニング3失策だ。

 ムーアとベッカムに続き、マリナーズの内野陣からは、3人目の1イニング3失策も出てきてもおかしくない。現在のマリナーズは、正三塁手を欠いている。3月上旬にカイル・シーガーが左手を痛め、手術を受けた。復帰できるのは、6月以降の見込みだ。ムーアは東京ドームでメジャーデビューしたばかりで、3月30日は初めての先発出場だった。他の試合で三塁を守っているライオン・ヒーリーは、これまでに三塁手の経験もあるが、昨シーズンは正一塁手としてプレーした。守備についたのは、一塁の1139.0イニングに対し、三塁は3.0イニングに過ぎなかった。

 今シーズン、ヒーリーは三塁の守備ですでに3失策――いずれも悪送球――を犯している。ここまで3失策以上の内野手は、マリナーズの3人、ベッカム(5)、ムーア(3)、ヒーリー(3)を除くと、あとはシカゴ・ホワイトソックスで二塁を守るヨルマー・サンチェス(3)しかいない。