両チームともホーム用のユニフォームを着用。どちらのホームでもない球場で
ニューヨーク・ヤンキースとボストン・レッドソックスは、6月29~30日にイギリスのロンドンで対戦する。オリンピック・スタジアムで開催されるこの2試合は、レッドソックスのホーム・ゲームだ。その分、フェンウェイ・パークで行う試合は、例年の81試合から79試合に減る。
ただ、レッドソックスだけでなく、ヤンキースもホーム用のユニフォームを着てプレーするらしい。ボストン・グローブのピート・エイブラハムが、そうツイートした。
ロンドンの観客にピンストライプのユニフォームを観てもらいたい、あるいはそのレプリカを買ってほしいということだろう。両チームとも白いユニフォームでも、一方はピンストライプが入っているので、混乱は起きないと判断したのか。あるいは、レッドソックスが白以外のユニフォームを着るのかもしれない。ホーム用のオルタネイトとして、レッドソックスは赤いユニフォームを持っている。昨シーズンは14試合で、この赤いユニフォームを着用した。そのうち13試合は、金曜日のホーム・ゲームだった。
ロンドンで行う2試合のいずれかに、クリス・セール(レッドソックス)が登板することになっても、試合前に赤いユニフォームを切り裂いてしまう心配はなさそうだ。3年前に「エースが登板予定日にユニフォームを切り裂き、代役としてリリーフ投手が8年ぶりに先発」で書いたように、当時シカゴ・ホワイトソックスにいたセールは、着用予定だった1976年の復刻版ユニフォームを切り裂いた(そのオフにレッドソックスへトレードされた)。だが、昨シーズン、セールは赤いユニフォームを着て、2試合に登板している。ポストシーズンを含めれば4試合だ。
なお、メジャーリーグは来年もロンドンで試合を行う。APによると、ニューヨーク・メッツ対ワシントン・ナショナルズか、シカゴ・カブス対セントルイス・カーディナルスになるという。メッツとカブスもホーム用のユニフォームにはピンストライプが入っているが、今年と違い、対戦する両チームがホーム用のユニフォームでプレーすることはなさそうな気がする。