センターの守備職人がエンジェルスへ戻ってくる

ピーター・ボージャス AUG 23, 2010(写真:ロイター/アフロ)

 マイク・トラウトが登場する前にセンターを守り、好守で鳴らしたピーター・ボージャスが、ロサンゼルス・エンジェルスへ戻ってくる。11月16日、MLBトレードルーマーズのスティーブ・アダムスが、ツイッターで報じた。

 ボージャスがエンジェルスと交わしたのはマイナーリーグ契約で、ノン・ロースター・インバイティ(キャンプ招待選手)として、スプリング・トレーニングに参加するという。それも、無理はない。今シーズン、メジャーリーグでは36試合に出場しただけ。しかも、来年の3月末には32歳を迎える。数年前のような好守やスピードを望むのは、無理かもしれない。

 ただ、かつてのボージャスは、紛れもない守備の名手だった。規定打席に達したシーズンは2011年しかないが、メジャーリーグ最初の6シーズン(2010~15年)は、センター以外の守備に一度もついていない。ボージャスのDL入りに伴い、2011年の夏にメジャーデビューしたトラウトも、ボージャスの復帰後はセンターを明け渡し、ライトやレフトを守った。その守備職人が6年ぶりにエンジェルスでプレーするとなれば、地元ファンならずとも、当時の姿を思い出さずにはいられない。

 エンジェルスの外野は、ジャスティン・アップトン、トラウト、コール・カルフーンの3人でほぼ固まっている。ボージャスは他の選手とともに、第4の外野手の座を争うことになるだろう。開幕ロースターに入れば、守備固めや代走に加え、左投手と対戦する試合では、カルフーンに代わる先発出場もありそうだ。打撃はそう期待できないものの、今シーズンはアトランタ・ブレーブスとサンフランシスコ・ジャイアンツのAAAで計68試合に出場し、打率.289と出塁率.342を記録した。盗塁は成功1度、失敗2度ながら、9本の三塁打を打っていることからすると、まだスピードはあると思われる。

 なお、前回のエンジェルス時代につけていた背番号「25」は、現在、ノエ・ラミレスが使用している。ボージャスが久しぶりに袖を通すエンジェルスのユニフォームは、前とは違う背番号になりそうだ。