サイクル&サイクル。チームメイトの2人が同じ試合でサイクル安打
8月7日、ピッツバーグ・パイレーツ傘下のAAA、インディアナポリス・インディアンズの2人が、揃ってサイクル安打を達成した。
「1番・遊撃」のケビン・ニューマンと「4番・捕手」のジェイコブ・スターリングスは、1回裏にいずれも二塁打を打った。そこから、ニューマンは単打と三塁打(と二塁打)、スターリングスは本塁打と単打でリーチをかけ、8回裏にそれぞれ、本塁打と三塁打でコンプリートした。
上のツイートに♪がついているのは、クイーンのあの曲をイメージしているのだろう。写真は、左がニューマン、右がスターリングスだ。
チームメイトによる同じ試合のサイクル安打は、AAAでは史上初だと思われるが、マイナーリーグでは2度目のようだ。今年4月11日に、サンノゼ・ジャイアンツ(サンフランシスコ・ジャイアンツ傘下のA+)の2人、ジオ・ブルーサとジェイレン・ミラーが達成している。マイナーリーグの古い記録は判然としない部分も多く、断定はできないものの、数ヵ月の間に史上1組目と2組目が生まれたのかもしれない。
なお、メジャーリーグで同じ試合にサイクル安打を達成したチームメイトは、まだいない。違うチームの選手による1試合2人も皆無だ。マイナーリーグで達成したチームメイト2組のうち、スターリングスはすでにメジャーデビューしているが、通算13安打のなかに三塁打と本塁打はない。
同じ日に2人が別々の試合で達成したことは2度あり、1920年9月17日にボビー・ビーチ(デトロイト・タイガース)とジョージ・バーンズ(ニューヨーク・ジャイアンツ)、2008年9月1日にスティーブン・ドルー(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)とエイドリアン・ベルトレー(シアトル・マリナーズ/現テキサス・レンジャーズ)が記録している。