改名したことをファンに謝った、律儀なクローザー
ピッツバーグ・パイレーツのクローザーが、フェリペ・リベロからフェリペ・バスケスに改名した。ピッツバーグ・ポスト-ガゼットが報じている。「バスケス」は姉(あるいは妹)であるプレシラの姓だという。登録名ではなく、本名を変えた。
ということは、彼の妻と息子の姓も、バスケスになったのだろうか。
それはさておき、バスケスはこうツイートした。ツイッターのハンドルネームはすでにフェリペ・バスケスに変わっているが、スクリーンネームは@Rivero43だ。
「僕の名前が入ったものを買ってくれたすべてのファンに謝りたい…」
これは、レプリカ・ジャージ(ユニフォーム)のことを言っているのだろう。バスケスは続いて、正式に決まるまでは何も言えなかったとして、再び謝罪の言葉で締めくくっている。
確かに、マイク・スタントンからジャンカルロ・スタントン(現ニューヨーク・ヤンキース)になっても、ユニフォームの背文字はそのままだが、リベロ→バスケスの場合はそうはいかない。それでも、わざわざ謝る必要はないと思う。このツイートを読んで、バスケスを応援したくなった。
昨シーズン、バスケスは6月からクローザーを務め、21セーブ(失敗2)を挙げた。その速球は、最速100マイルを超える。今シーズンは開幕戦こそ制球難がぶり返し、打者3人を歩かせたが、その後は3登板とも与四球ゼロで、3セーブを挙げている。
ちなみに、3年前に「ブレーブスのアップトンが「B.J.」から「メルビンJr.」へ。選手の名前変更あれこれ」で書いたように、名前を変えたメジャーリーガーは少なくない。