1ケタ背番号の投手が増加中。その人数は2ケタ目前。今シーズンは背番号「1」と「6」の継投があるかも
1ケタの背番号をつける投手の人数は、右肩上がりに増えている。2016年は6人、2017年は8人を数えた。
昨シーズンの8人のうち、マット・ベライルはミネソタ・ツインズからクリーブランド・インディアンズへ移り、背番号も「9」から「46」に変わるが、他の7人はチームも背番号もそのままだ。今シーズンより、新たに1ケタの背番号をつける投手もいる。セントルイス・カーディナルスのルーク・ウィーバーは、過去2シーズンの「62」から、フロリダ州立大で背負っていた「7」へ。シカゴ・カブスのジャンホ・ツェン(曾仁和)は、昨年9月にメジャーデビューした時の「39」を「1」に変更する。
ちなみに、インディアンズの「9」は内野手のエリック・ゴンザレスが使用している。カーディナルスの「7」は2016年まで外野手のマット・ホリデイがつけており、カブスの「1」は前年まで三塁コーチのゲイリー・ジョーンズが使っていた。ジョーンズは今シーズンから、フィラデルフィア・フィリーズ傘下のAAA、リーハイバリー・アイアンピッグスの監督を務める。
今シーズン、開幕からメジャーリーグで投げる1ケタ背番号は6人だ。ツェンは3月13日にAAAへ送られ、マーカス・ストローマン(トロント・ブルージェイズ「6」)とフリオ・ウーリアス(ロサンゼルス・ドジャース「7」)は故障している。ストローマンは開幕投手を逃す程度の出遅れで済みそうだが、ウーリアスが復帰するのは夏以降だろう。だが、ツェンもウーリアスも、シーズン中にメジャーリーグで投げる可能性はある。そうなれば、1ケタの背番号をつける投手の人数は、深夜プラス1ではなく、前年プラス1の9人となる。
さらに、マイナーリーグからメジャーリーグへ昇格する際、空いている1ケタの背番号を選ぶ投手がいるかもしれない。移籍に伴い、背番号を1ケタに変えることもあり得る。
また、カブスには1ケタ背番号の投手が2人、「1」のツェンと「6」のカール・エドワーズJr.がいるので、ツェンが昇格すれば、「1ケタ背番号から1ケタ背番号への継投」が実現してもおかしくない。なお、エドワーズは昨シーズン、チーム最多の73試合に登板したが、ツェンが投げた2試合はそこに含まれていない。