アーロンがアーロンとアーロンを起用する。ヤンキースにはアーロンが3人
今シーズンのニューヨーク・ヤンキースには、3人のアーロン(AARON)がいる。アーロン・ジャッジとアーロン・ヒックスの両外野手は、過去2シーズンもヤンキースでプレーした。そこに、アーロン・ブーンが監督として加わった。
数人のアーロンが同じチームでプレーすることは、そう珍しくない。例えば、フィラデルフィア・フィリーズのアーロン・アルテーアとアーロン・ノラは、2015年からチームメイトだ。2015年のフィリーズには、アルテーアとノラだけでなく、アーロン・ハラングもいた。
ヒックスが別のアーロンとチームメイトになるのも、ヤンキースが初めてではない。ミネソタ・ツインズでは、アーロン・トンプソンと一緒だった。トロント・ブルージェイズには、エアロン・ループとアーロン・サンチェスがいる。ループのファーストネームは、AARONと綴る。
また、こちらは兄弟のラストネームだが、ハンク・アーロンとトミー・アーロンは同じチームでプレーした時期がある。ちなみに、兄のハンクは755本、弟のトミーは13本のホームランを放った。
ただ、これまでの監督のなかに、アーロンは見当たらない。ブーン家は、祖父、父、兄もメジャーリーガーで、監督も父に続き、アーロンが2人目だ。けれども、4人のうち、アーロンは1人しかいない。祖父はレイ、父はボブ、兄はブレットだ。
ジャッジもヒックスもレギュラーだが、スターティング・ラインナップから外れた試合で、代打と代走に同時起用されるかもしれない。アーロンがアーロンとアーロンの起用を告げるというわけだ。代打として、アーロンとアーロンが続けて登場してもおかしくない。あるいは、ジャッジに代わってヒックスが起用されるか、その逆もあり得る。こちらは、アーロンからアーロンへの交代をアーロンが告げる。