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マーリンズの新オーナーは殿堂選手!? ジーターに続いて300勝左腕のグラビンも買い手に浮上

宇根夏樹ベースボール・ライター
トム・グラビン 10 JUN 1997(写真:ロイター/アフロ)

マイアミ・マーリンズの買い手に、新たなビッグ・ネームが浮上した。デレク・ジーターに続き、トム・グラビンも別のグループを組織し、球団買収に動いているという。

FanRagスポーツのロバート・マリーが、4月20日にこうツイートした。「トム・グラビンとタッグ・ロムニーが一緒になってマーリンズを買おうとしている。リーグの関係者がFanRagスポーツに語った」

グラビンは左腕4位の305勝を挙げ、2014年に殿堂入りした。2020年には、ジーターもそこに加わる。疑いの余地はまったくない。

2人の対戦成績は、打率.355(31打数11安打)、3本塁打だ。この他に、1996年と1999年のワールドシリーズでも対戦していて、こちらは5打数0安打だが、両シリーズともジーターのいるニューヨーク・ヤンキースが優勝した。

選手時代と同じく、マーリンズの買収もジーターに軍配が上がるのだろうか(もちろん、どちらでもない可能性もある)。

ちなみに、グラビンとともに買収グループを形成するロムニーの父は、2012年の大統領選でバラク・オバマに敗れた。一方、ジーターがタッグを組んでいるジェブ・ブッシュは、父だけでなく兄も大統領を務めた。

ただ、ジェブ自身は昨年の大統領予備選に出馬したものの、本選には至らなかった。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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