今秋のワールドシリーズは「ワールドチャンピオンから最も長く遠ざかる2チーム」がぶつかる!?

インディアンスのF.リンドーア(左)とL.チゼンホール Oct 15, 2016(写真:USA TODAY Sports/アフロ)

この秋は、ワールドチャンピオンから長く遠ざかっているチームの順番が入れ替わるかもしれない。

シカゴ・カブスは、あと7勝で1908年以来108年ぶり(!)のワールドチャンピオンに辿り着く。クリーブランド・インディアンスは、1948年以来68年ぶりのワールドチャンピオンまで6勝としている。

この両チームよりも長く、ワールドチャンピオンから遠ざかっているチームは存在しない。また、ワールドチャンピオンを一度も経験したことのないチームでは、テキサス・レンジャーズの1961年創設(当時ワシントン・セネタース)が最も古く、カブスとインディアンスのブランクはそれも上回る。

カブスに「山羊の呪い」があるように、インディアンスには「ロッキー・コラビトの呪い」がかかっている(?)。1960年の開幕直前、インディアンスはデトロイト・タイガースとの間でトレードを成立させ、前年に本塁打王を獲得したコラビトを手放し、前年の首位打者ハービー・キーンを手に入れた。インディアンスは1954年のワールドシリーズを最後に、1995年に再びワールドシリーズ進出を果たすまで、40年もポストシーズンから遠ざかった。コラビトの放出から数えても、その期間は35年に及ぶ。インディアンスは1995~99年に地区5連覇を飾り、そのうち2度はワールドシリーズまで勝ち上がったが、ワールドチャンピオンに返り咲くことはできなかった。

カブスとインディアンスは、この夏にニューヨーク・ヤンキースから強力なリリーフ左腕を獲得したことも共通している。カブスはアロルディス・チャップマン、インディアンスはアンドルー・ミラーを手に入れた。ニューヨーク・デイリー・ニューズのジョン・ハーパーによると、2人を放出したヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは、カブスとインディアンスによるワールドシリーズを望んでいるという。

なお、リーグ・チャンピオンシップ・シリーズでカブスと対戦しているロサンゼルス・ドジャースのワールドチャンピオンは1988年、インディアンスに2連敗中のトロント・ブルージェイズは1993年が最後だ。ワールドチャンピオンから長く遠ざかっているチーム(未経験を除く)として、ドジャースの上には、カブスとインディアンスに続き、ピッツバーグ・パイレーツ(1979年)、ボルティモア・オリオールズ(1983年)、デトロイト・タイガース(1984年)、ニューヨーク・メッツ(1986年)、ブルージェイズの上には、オークランド・アスレティックス(1989年)、シンシナティ・レッズ(1990年)、ミネソタ・ツインズ(1991年)が並んでいる。