良いことがあっても自分にダメ出ししてしまう人たちへ

写真はイメージです。本文とは関係ありません。(写真:Paylessimages/イメージマート)

良いことがあったり、うまくいっている時、それを楽しめず逆に不安になったり嫌なことを思い出す人がいます。「え、何それ?」「そんなことはあるの?」と思う方は全く問題ありません。しかし、もしそんな気分に思い当たるなら、この記事を参考になさってください。

<相談ケース>

30代のAさんは2年前、時間外労働や海外出張が重なるハードワークがたたり、適応障害による不眠やうつ状態を起こして半年間休職しました。復帰後は半年間、時間外労働を禁止して業務も負担が軽いものに変え、体調は回復しました。それまで服用していた薬も飲まずに業務ができるようになったのですが、Aさんはいつも自分に対して何か不満を感じてしまうようです。先日は時間外労働禁止が解け通常勤務に戻ったのですが、「通常勤務に戻ったとはいえ業務の内容は責任があるものではない。こんな程度の仕事しかできなくて、ふがいない。こんなことではいけないと思う」と自分を責めるような発言をしていました。良くなったことを素直に喜ぶことができないのです。そういえば復帰が決まった時も、それを喜ぶより「こんなに休んでしまった」という発言がありました。いつもこんなふうに、少しずつ物事が好転している時「これではだめ」という考えにとらわれているようなので、Aさんにそのことを伝えました。

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心療内科医として、また産業医として、日々さまざまな相談を受けています。「ノーと言えない」「自信が持てない」「人と比べて落ち込む」「自分らしさがわからない」「嫌な上司がいる」「部下との関わり方が難しい」…寄せられた相談を1問ずつ解説して、気持ちよく生きるヒントをお伝えします。また仕事と家庭の両立、若さを失う不安など、女性男性に共通する悩みのほか日本社会特有の男性の悩み、女性の悩みも解説します。

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東京慈恵会医科大学卒業。同大講師を経て、1986年東京で日本初の女性クリニックを開設。2007年厚生労働省健康大使(~2017年)。2008-2010年、ハーバード大学大学院ヘルスコミュニケーション研究室客員研究員。2013年より日本医科大学医学教育センター特任教授。2018年昭和女子大学特命教授。復興庁心の健康サポート事業統括責任者(~2014年)。被災地調査論文で2016年日本ストレス学会賞受賞。日本生活習慣病予防協会理事。日本ポジティブサイコロジー医学会理事。医学生時代父親の病気のため歌手活動で生活費を捻出しテレビドラマの主題歌など歌う。医師となり中止していたジャズライブを近年再開。

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