反応がないのはもしかして…最悪の事態を想像して落ち込む癖の直し方

写真はイメージです。(写真:Panther Media/アフロイメージマート)

連絡した相手から返信がなかったり、思うような反応が得られなかったりすると、すぐ最悪の事態を考えて落ち込むことはありませんか? 対処法を考えます。

<相談ケース>

Aさん(40代)は主婦で中学生の子どもがいます。子どもの帰りがいつもより遅いと携帯に連絡してみますが、電話に出なかったりラインが既読にならないと途端に心配になり、事故に遭って救急車で運ばれているのではないか、誘拐されたのではないか、などと考えて家事が手につかなくなります。いつもそんな調子で、連絡がつくと「なぜ電話に出ないの? 心配させないで」と子どもを責めたりするので、すでに親離れしつつある子どもから嫌がられています。

Bさん(30代)は営業職です。リモートで営業をするようになったのですが、相手の表情が見えにくいことが気になって仕方がない時がしばしばです。なにか相手の気に障ることを言ったのではないか、自分はこのスタイルの営業では成果がゼロかもしれない、うまくいかないと今期の評価が最低ラインになってしまう、などと想像して気持ちがめげてしまうのです。

<解決へのヒント>

起こりうる最悪の事態を想定すること自体は悪いことではありません。想定外のことが起こるこの時代、根拠のない楽天主義で悪いことを考えるのを避けてしまうよりよほど良いかもしれません。ただし「最悪の事態だけ」を想像することが問題なのです。

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心療内科医として、また産業医として、日々さまざまな相談を受けています。「ノーと言えない」「自信が持てない」「人と比べて落ち込む」「自分らしさがわからない」「嫌な上司がいる」「部下との関わり方が難しい」…寄せられた相談を1問ずつ解説して、気持ちよく生きるヒントをお伝えします。また仕事と家庭の両立、若さを失う不安など、女性男性に共通する悩みのほか日本社会特有の男性の悩み、女性の悩みも解説します。

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東京慈恵会医科大学卒業。同大講師を経て、1986年東京で日本初の女性クリニックを開設。2007年厚生労働省健康大使(~2017年)。2008-2010年、ハーバード大学大学院ヘルスコミュニケーション研究室客員研究員。2013年より日本医科大学医学教育センター特任教授。2018年昭和女子大学特命教授。復興庁心の健康サポート事業統括責任者(~2014年)。被災地調査論文で2016年日本ストレス学会賞受賞。日本生活習慣病予防協会理事。日本ポジティブサイコロジー医学会理事。医学生時代父親の病気のため歌手活動で生活費を捻出しテレビドラマの主題歌など歌う。医師となり中止していたジャズライブを近年再開。

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