新型コロナで不安な日々も、ぐっすり眠るための心のリセット方法

ベッドサイドのティーカップ(写真:アフロ)

新型コロナによる感染拡大で様々な影響が出る中、不安に感じている方が多い状況が続いています。そうした中で不安が体調の変化を引き起こしている方の相談を受けることが多くなりました。なかでも目立つのは「眠れない」という悩みです。

<相談ケース>

新型コロナ対応で業務が増えたAさん

Aさん(40代)は製造業勤務で課長職。新型コロナ対策で製造ラインの部下の体調把握で神経を使うことが増えたそうです。「普段の仕事に加えて体調が悪い部下がいないか朝体温の報告を受けたりなどの業務が増えて」というAさんですが、寝ようと思ってもベッドに横になってから3時間くらいは眠れなくなりつらいといいます。ラインが止まるようなことがあればどうしよう…と不安になり、点検のことなどあれこれ思いめぐらしているうちに頭がさえてくるということでした。

<解決へのヒント>

不安という心の状態は心だけの問題ではなく体調の変化を引き起こします。不安を感じると交感神経が緊張状態に入るために心拍数が増加し血圧が上昇、それと反対に消化吸収は抑制されるために食欲は低下します。緊張して戦闘モードになっているから眠るどころではありませんよね。こんな時に不安というネガティブな感情を抑えようとしてもこれは無理というものです。不安は身を守るために必要な感情です。なぜなら不安があるから人は対策を考えて対処するわけです。ですから不安はあって当然、と受け入れましょう。そして手洗いや現場での体調不良者のチェックはぜひおこなってください。不安を消そうとするのではなく「不安はあって当たり前」と受け入れる、これがまず最初のステップです。

そして次のステップに進みましょう。

この記事は有料です。
Dr.海原純子 こころの相談箱~気持ちよく生きるためのヒントのバックナンバーをお申し込みください。

バックナンバーの購入

サービス名

Dr.海原純子 こころの相談箱~気持ちよく生きるためのヒントのバックナンバー2020年3月サンプル記事

海原純子

価格

385(記事2本)

2020年3月号の有料記事一覧

すべて見る

心療内科医として、また産業医として、日々さまざまな相談を受けています。「ノーと言えない」「自信が持てない」「人と比べて落ち込む」「自分らしさがわからない」「嫌な上司がいる」「部下との関わり方が難しい」…寄せられた相談を1問ずつ解説して、気持ちよく生きるヒントをお伝えします。また仕事と家庭の両立、若さを失う不安など、女性男性に共通する悩みのほか日本社会特有の男性の悩み、女性の悩みも解説します。

注意事項
  • 購入後も記事の提供を中止させていただく場合があります。

    注意事項」を必ずお読みいただき同意のうえ、ご購入ください。

  • 購入後に記事が表示されない場合はページを再度読み込んでください。

東京慈恵会医科大学卒業。同大講師を経て、1986年東京で日本初の女性クリニックを開設。2007年厚生労働省健康大使(~2017年)。2008-2010年、ハーバード大学大学院ヘルスコミュニケーション研究室客員研究員。2013年より日本医科大学医学教育センター特任教授。2018年昭和女子大学特命教授。復興庁心の健康サポート事業統括責任者(~2014年)。被災地調査論文で2016年日本ストレス学会賞受賞。日本生活習慣病予防協会理事。日本ポジティブサイコロジー医学会理事。医学生時代父親の病気のため歌手活動で生活費を捻出しテレビドラマの主題歌など歌う。医師となり中止していたジャズライブを近年再開。

Facebookコメント

表示

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してヤフー株式会社は一切の責任を負いません。