【実体験レポート】憧れの「海外に別荘」暮らし。1,000万円で買える場所を真剣に検討してみた

30代の筆者がタイ・バンコクで低予算で買える理想の物件を探します。

突然ですが皆さん。海外に別荘を持ちたいと思ったことはありませんか? 「ハリウッドのレッドカーペットを歩く」、「自分で起業した会社が東証に上場して、上場の鐘を思いっきり鳴らす」、「オンラインサロンビジネスで定期収入を得て左うちわで暮らす」など、人それぞれ夢はあると思いますが、そのなかで、「海外に別荘を持つ」というのは憧れの1つではないでしょうか?

もう毎日満員電車に乗る生活はこりごりだ!海外の別荘で謎のトロピカルな飲み物を飲みながら過ごしたい!
もう毎日満員電車に乗る生活はこりごりだ!海外の別荘で謎のトロピカルな飲み物を飲みながら過ごしたい!

そんな夢のような暮らしをしている人物が、僕の友人にいる。彼はバンコクで別荘を買って、冬の間だけ別荘暮らしをしているというというのだ。日本の真冬と、花粉症が飛ぶシーズンを避けて、その間だけバンコクで暮らし、自身の本を執筆しているのだとか。

「その別荘、いくらしたんですか?」と率直な質問をする僕に、「たいしたお金はかかってません」と微笑む友人。これは、バンコクに旅だってみるしかない!

というわけで、一路バンコクへ

バンコクは僕が好きなアジアの都市のなかの1つである。好きな理由は様々だが、気候が温暖(ときに暑すぎると言う人もいるが、僕は暑いのは大好きだ)、ご飯がおいしい、人なつっこい、日本だけでなく欧米諸国からの観光客が多いゆえ観光客同士の交流が盛んな街である、などなど理由がある……。日本と同じ仏教国ゆえ、仏教施設が豊富でそこもいいのだが、日本には難しい顔をして念仏を唱えている奈良や鎌倉の大仏がいるのに対し、バンコクのワット・ポーにある仏像はこんなポーズをしている。

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温暖な気候のバンコクでのんびりと片肘ついて休むワット・ポー。なんと優雅なんだろう。宗教戦争などが世界的な問題となる昨今、こののんびりとした姿勢は世界中が見習わなきゃいけないのではないだろうか。宗教について僕は何もわかってないのですが、僕はそんなことをバンコクで考えた。

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市内に無数にあるマーケットと物価の安さもこの国の魅力である。(写真左上)は郊外のローカルな市場。郊外特有ののんびり感とアジア特有の混沌が混ざったとても愛すべき場所だが、コストパフォーマンスも抜群。(写真右上)は、郊外の市場で見かけたバナナ。15バーツ=(約51円!※1バーツ=3.4円で計算。以下同様)。安い!しかも日本で食べられるバナナのほとんどは東南アジアからの輸入なのだから、日本の八百屋で買えるものと品質の差はそれほどないと言えるだろう。

一方で、観光客なら一度は行って欲しいのが時間、曜日限定で登場するマーケット。ウィークエンドマーケット、サンデーマーケット、ナイトマーケット。有名なのはチャトゥチャックウィークエンドマーケット(写真左下)で、ここは初見の観光客にはぜひ行って欲しい。一方で、こういったマーケットは市内に無数にあるので、あなたのお気に入りの場所を見つけるのも楽しいだろう。アジア的なムードは嫌いという人向けにも、西洋風、日本風のショッピングモールがいたるところにあり、そこにはマツモトキヨシ、大戸屋、モスバーガー、スターバックス、とにかく日本にあるものはだいたいあるわけだ。

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おいしいご飯も魅力だ。タイ料理は辛いという印象を持つ人が多いだろうが、もちろん一部にはそういったメニューもあるが限られている。むしろ温暖な気候を背景に野菜がたくさん含まれている料理が多くとてもヘルシー。さらにタイ料理に飽きてもアジア最大規模とも言われるチャイナタウンがあるバンコクにはおいしい中華料理も多い。一方で、西洋風のご飯もあるわけだ。You can choose anything!

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海辺のリゾート地と違い、ナイトレジャーが豊富なのもバンコクの魅力。クラブ(ディスコ)は東京よりも数が多いし(左上)、都心のビルの屋上はたいていルーフトップバーがありどこも外国人であふれ(右上)、疲れたら深夜まで営業中のマッサージを利用してもいい(左下)。街頭のあらゆる隙間には露店が登場し、商品や料理を売っているので、それを眺めるのも一興(右下)

しまった、本来の目的であった

ついタイの魅力についていろいろ語ってしまったが、本来の目的に戻ろう。私は、友人が購入したというコンドミニアムにお邪魔することにしたのだ。

生方さんのコンドミニアムの共同プールにて。これぞ理想の南国別荘生活!
生方さんのコンドミニアムの共同プールにて。これぞ理想の南国別荘生活!
生方さん。自衛隊にカメラマンとして入隊。多くの海外ミッションに参した経歴を持つ。在隊中から投資に目覚め、現在はアーリーリタイアし、投資の収入を生活費にあてて生活している。
生方さん。自衛隊にカメラマンとして入隊。多くの海外ミッションに参した経歴を持つ。在隊中から投資に目覚め、現在はアーリーリタイアし、投資の収入を生活費にあてて生活している。

――今回のバンコクは、どのぐらいの期間滞在されていますか?

生方さん (以下同様) 2ヶ月ですね。タイはビザなしで最大60日滞在することができるので、12月中旬~2月中旬まで目一杯いようと思いまして。日本はもっとも寒い時期ですが、バンコクでは一日を通して20~30度ぐらいで、雨も少なく過ごしやすい時期です。本当は日本の花粉の時期も避けたかったのですが。

――そうすると、取材日時点で55日ぐらい過ごされていますね。バンコクでの暮らしはどうですか?

今、投資に関する本(仮題「最強の資産防衛術」あさ出版、6月頃出版予定)と、朝日新聞の「telling」で連載中の原稿を書いており、ほとんど執筆に明け暮れていました。あまり日本と離れた温かい環境で、執筆に集中することができました。私が住んでいるところはバンコクでも都心から40分ぐらい離れた場所なので、生活費とかもめちゃくちゃ安いんです。いま一緒に食べてるこの「イサーン鍋」も200バーツ(約680円)。滞在費用、航空券代などを含めても、1日1,000円ぐらいで生活できるんです。朝は市場で買ったいろいろなフルーツを格安でおなかいっぱい食べることができます。マンゴーとか、バナナとか。

こちらが生方さんおすすめの地元タイ料理、イサーン鍋。日本人がイメージするタイ料理よりもあっさりしてておいしい。2人で腹一杯食べて200バーツ(約680円)。一人340円!?
こちらが生方さんおすすめの地元タイ料理、イサーン鍋。日本人がイメージするタイ料理よりもあっさりしてておいしい。2人で腹一杯食べて200バーツ(約680円)。一人340円!?

――タイ人の印象はどうですか?

優しいですね。僕が住んでいるエリアがいいのかもしれませんが。観光客の多いエリアではタクシーやお店で規定の料金以上請求されたり(ぼったくられたり)するみたいですけど、僕の住んでいるエリアではそういったことはこれまで一度もないですね。同じコンドミニアムに住んでいるタイ人の女性と友だちになったんですが、彼女がいるおかげで、地元でおいしいお店や、買い物の情報とかを教えてもらえるようになりました。

――それはいいですね。どうやってコンドミニアムの住民と仲良くなったんですか?

コンドミニアムにはプールやジムなど共用スペースがあるんですが、日本のお菓子を持って行くだけで意外と仲良くなれました。お菓子はかなり有効なコミュニケーションツールですね。友だちができてからは、タイ語を教えてもらったり、市場でよくわからない野菜を購入しても、調理方法を教えてくれたり、とても心強いんです。何もかもわからないところで、少しずつその国を理解していく作業は面白いですね。

それから、マンションでは日本人にも出会います。でも、そこで出会う人は、普通の日本人じゃないわけですよ。海外のコンドミニアムを所有しているノマドの人とか、みんなキャラが立ってます。

――いいことだらけのようですが、苦労されたことはありますか?

これはタイに限らず外国で不動産を購入する場合についてまわることですが、まず部屋をリフォームしたいじゃないですか。で、ホームデポとかIKEAのようなホームセンターに行くのですが、言語が違うから店員さんにこちらの要望を伝えるのも難しい。自分では持ち帰れない大きなものは配送に依頼することになりますが、配送業者の訪問時間も日本のように正確ではないので、そのあたりは苦労しましたね。それから、床にワックスをかけようとしたんですが、どこに依頼していいのか分からなかったので、自分でやりました。掃除用具1つとっても、それをどこで売ってるかを検索しなければならないですから、はじめは大変ですよね。でも、そういうときにもタイ人の友人、マンションの住人や管理人とも良好な関係性を築けていたので、いろいろと助けてもらえたんですよ。

――バンコクで物件を検討する前に、他の国や地域での購入も検討しましたか?

ハワイや香港など、他にもいいところはあると思うんです。ただ、物価が高いですよね。で、物価が安い国で僕が住みたかったのはタイとマレーシアだったんです。マレーシアは、クアラルンプール、ペナン、ジョホールバルなどの場所がありますが、タイと比べるとあまり面白いと思えなかったんですよね。ご飯も、僕はタイ料理のほうが好きですし、マッサージも好きです。また、タイには地元で育った友だちが住んでいたことも決め手になりました。で、タイではバンコクと、パタヤで検討したんですが、パタヤは空港からちょっと遠いんですよ(パタヤには空路がなく、バンコクからの陸路のみ)。たとえばインドに遊びに行こうとして、バンコクをトランジットで使うこともできる。そういう意味も込めて、バンコクにしました。売るときにも苦労しなさそうですし。

話を聞いてわかったのは、確かにとても魅力的な暮らしであること(冬の寒さを避けることができるなんてとても魅力的だ)。いざというときのために現地に友人がいることはもちろん、住民や管理人との関係性も大事だと思った。日本のマンションでは、管理人や住人の会合なんて煩わしくなっちゃいますが、実はとてもありがたいことかもしれません。しかし、彼の意見を聞いていると、不動産所有にかなり前向きになってきた。せっかくバンコクまで来ているのだ。ちょっと不動産屋に行って物件を紹介してもらおう。

不動産の方に物件を紹介してもらった

板野雅由さん/ラ・アトレアジアタイランド 代表取締役。1981年生まれ。ファイナンシャルプランナー業を経て、5年前よりバンコクで日本人向け不動産業を営む。
板野雅由さん/ラ・アトレアジアタイランド 代表取締役。1981年生まれ。ファイナンシャルプランナー業を経て、5年前よりバンコクで日本人向け不動産業を営む。

地元で不動産業を営むラ・アトレアジアタイランドの板野さんにいくつか不動産を案内してもらった。

<1軒目>

Regent Home 22

オンヌット駅900m/31平方メートル/2014年竣工/190万バーツ(約646万円)

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ここは、プールが最高だった。オンヌットというのは、東京で言えば門前仲町(江東区)のようなところらしい(板野さん談)。つまり、川を超えると都心という環境なのだが、対岸の江東区となるだけでかなり値が下がる。そういう、「都心のちょっと隣」のいいエリアだ。「オンヌットはタイ人にも人気No.1のエリアで、僕もこの地に住んでいます」(板野さん)

<2軒目>

168 Sukhumvit 36

トンロー駅800m/28平方メートル/2018年竣工予定/419万バーツ(1,425万円)

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こちらは泣く子もだまるバンコクの高級住宅地、トンローに建設中の物件。現在完成前のため、モデルルームの訪問となった。高級住宅地に豪華な内装とあってさすがにかなりいい値段します。「こちらは私どもの不動産会社がジョイントベンチャーとして作った物件です。確かに1軒目より値段は張りますが、東京でこの値段で買える物件と比べるとかなりお得ですよ」。そりゃそうだ。確かにこれが東京にあれば最高なのだが、僕の財力では少し難しい気がする。

<3軒目>

The Link Sukhumvit 50

オンヌット駅460m/41平方メートル/2009年竣工/359万バーツ(約1,220万円)

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再び、現実的な街オンヌットに戻って、物件を見せてもらいました。「竣工から8年経ってますが管理状態がいいですね」しかし、1軒目の物件より駅近いとはいえ値段が倍以上するのが気になるところ。

他にも様々な物件を板野さんに見せてもらい、かなり満足しました。当日は板野さんのほか、タイ人の男性が付き添ってくれました。なんでも日本人(企業)がタイで現地法人を作る場合は、1人採用するごとに4人のタイ人を採用しなくてはならないのだとか。いろいろ大変ですが、こうやって外国で頑張っている日本人がいるおかげで、僕らの生活は成り立っていることを忘れてはならない。

異国の地で不動産業を営む板野さん自身に興味がわいてきて、少し話をお伺いしました。

――そもそもなんでバンコクで不動産をやってるんですか?

板野さん(以下同様) 元々アジアで不動産業を営むことに興味があって。で、起業当時はシンガポール、マレーシア、タイあたりに興味がありました。本当はインドネシアでやってみたかったんですが、法整備が整ってなかったんですね。たとえばタイでは、コンドミニアムを購入すれば日本と同じように登記ができます。ここ数年でベトナムやカンボジアでも登記ができるようになりました。インドネシアはまだ登記はできないです。インドネシアで物件を購入する際は、人の名義を借りて購入するんですけど、名義を貸すって何か問題が起こったときに大変なことになりそうですよね。シンガポールはめちゃくちゃ高いですし、タイには知り合いもいたりして、それでバンコクで不動産をするということに落ち着きました。

――タイの未来はバラ色ですか?

今は不動産の物件価格も上昇中ですね。2008年からの平均でバンコク中心部のコンドミニアム価格は、年間6.8%の成長率です。タイ人の給料も年間5%ぐらいのペースでどんどん上昇しています。で、日本と違ってバンコクは車通勤も多いですが渋滞がひどいため、都心の物件が人気ですね。

――自動車通勤ということは、朝は渋滞で遅刻しちゃいませんか?

そうですね、よくあります。それに、道路が冠水することも多いので、そうなると定時になっても職場に来なかったり。でも、タイ人はそれが当たり前のことなので。

――「マイペンライ(大丈夫、気にするな、のような意味)」って感じですね(笑)。

板野さんの話に限らず、外国に居住していたり、働いていたりする人の話は面白い。いつまでもしゃべってしまいそうな気配があるのでこの辺にしよう。ちなみに、もし本当に購入する場合必要な費用は以下のようなものになる。

必要な諸費用

  • 物件費用
  • 登記費用(実費の2%を売主と買主で負担。通常は1%づつ分け合うことが多い)
  • 共益費(マンションの管理会社に払う。物件によって価格差とクオリティは当然違う)

このほか、水道代や電気代などの公共料金(当たり前ですね)、もし所有の不動産を誰かに貸す場合、家賃収入に対する所得税などが必要になってくる。日本で必要な税金、固定資産税はタイにはないようだ。また、修繕積み立て費もないらしい。そのため劣化も早く、板野さんのおすすめは5年か10年で買い換えていくことらしい。

帰国後、真剣に購入を検討するため、プロに協力を仰ぐ

さて、ここまでの話を聞いて、僕はとても迷ってしまった。確かにバンコクの別荘は都心近くの物件でプール付きのものが600万円から買えるようで、単純に自分が利用するためでもいいだろうし、いくら物価の安いタイといえども、将来的に値上がりする可能性はある。たとえば、5年ほど自分の別荘として楽しんだとして、そのとき値上がりしていれば、売れば初期投資以上のお金が戻ってくるわけだ。これはすごい。めちゃくちゃ素敵である。

しかし、しかしである。こんな簡単に、たった1日+αの視察で、異国の地で、600万円もの大金をぽーんと出していいものなのだろうか。いくら行動力だけは定評ある僕とはいえ、あまりに暴挙である。

そもそも、世界中の様々な物件のなかでバンコクの物件にわざわざ絞らなくてもいいのではないか。そこで、タイをはじめ世界の様々な場所の不動産情報を紹介する『SEKAI PROPERTY』を運営するBEYOND BORDERS(ビヨンドボーダーズ)に話を聞いてみることにした。

遠藤忠義さん。ビヨンドボーダーズ代表取締役。日本の不動産業とインターネット関連業を経て、マレーシア現地法人を立ち上げ、マレーシアで不動産業を行う。年間20回は渡航するそうです。
遠藤忠義さん。ビヨンドボーダーズ代表取締役。日本の不動産業とインターネット関連業を経て、マレーシア現地法人を立ち上げ、マレーシアで不動産業を行う。年間20回は渡航するそうです。

――率直にお伺いしますが、海外で不動産を持つならどこがおすすめですか?

遠藤さん(以下、同様) ざっくりした質問ですね(笑)。まあいろんな目的があると思いますが、住むならマレーシアのクアラルンプールがいいと思います。英語が使えますし治安もいいですし、イスラム圏なんですが、豚肉もお酒も飲めます。価格の推移も他国と比べると安定していますし。法律で、100万リンキッド(約2,700万円)以上の物件じゃないと買えないんですけどね。

――それは僕の財力では厳しいです(笑)。1,000万円以下の物件だとおすすめはどこですか?

うーむ。まず、先進国は難しいですね。各国の一等地の不動産価格を東京を100として並べた表なのですが、ロンドンは東京の2倍の220.6、ニューヨーク、香港、シンガポールも日本以上に高いです。

マンション/高級住宅(ハイエンドクラスの価格水準の比較)2017年10月

  • ロンドン(イギリス) 220.6
  • 香港 187.1
  • 上海(中国) 132.6
  • 台北(台湾) 122.3
  • ニューヨーク(アメリカ) 119.7
  • シンガポール 110.2
  • 北京(中国) 105.8
  • 東京(日本) 100
  • ソウル(韓国) 63.1
  • 大阪(日本) 53.3
  • バンコク(タイ) 24.2
  • クアラルンプール(マレーシア) 24.2
  • ジャカルタ(インドネシア) 21.3
  • ホーチミン(ベトナム) 10.0
出典:一般社団法人日本不動産研究所

この表ですと、バンコク(タイ)、ホーチミン(ベトナム)、それとこの表にはないですがプノンペン(カンボジア)などが一等地でも1,000万円も出せばそこそこよい物件が購入できます。日本の上場企業が建設した物件もあるので、探せばかなりいい物件もあると思います。実はカンボジアは自国の通貨がそれほど流通していないこともあって米ドルで買えるので、それもいいんですよ。

――マレーシアのように、各国には様々な規制があるんでしょうか?

東南アジア各国の外国人購入規制(作成:ビヨンドボーダーズ)
東南アジア各国の外国人購入規制(作成:ビヨンドボーダーズ)

インドネシアなどはそもそも外国人が不動産を購入することはできません。カンボジア、フィリピン、タイはコンドミニアムのみで、外国人購入枠が決まっていますが、それ以外の規制はないといっていいです。要注意がベトナムで、日本の定期借地権のように、50年しか保有できないんです。

――あの、クアラルンプールもプノンペンも海沿いじゃないですよね。ビーチがあるエリアでオススメはありますか?

ビーチならペナンかランカウイがおすすめですね。どちらもマレーシアです。ベトナムのダナンなんかもお問い合わせが多いですね。

――うーん。ベトナムは定期借地権ですよね。ペナンやランカウイのあるマレーシアは購入規制があるし。マニラ(フィリピン)、バンコク(タイ)も良さそうですね。

バンコクとマニラは似てるんですよ。中心部はとても値上がりしてて、バンコクならスクンビット、マニラならマカティみたいな一等地は、もう東京よりすごいんじゃないかってぐらいで。

――確かに都心の物件はめちゃくちゃ高そうでした。僕はバンコクの外れのオンヌットってエリアを見たんですが、そのあたりはいかがでしょう? 

都心を外せばまだまだ安い物件はありますよ。梅田さんが見られたオンヌットもいい物件はあると思います。

――海外で不動産を購入する際のリスクはありますか?

海外の場合、修繕積み立て金のような概念がないので、修繕が必要になったとき、住民からお金が集まらなければ修繕されない可能性があります。また、建設中の新築物件であれば、資金がショートして、マンションそのものが建たないリスクもあります(笑)。その場合、最悪の場合は手付金が戻ってこないケースもあるので、余剰資金で慎重に選びましょう。

海外不動産購入の地を3カ所にしぼる

様々な話を総合して、候補地は以下にしぼられた。マレーシアは捨てがたかったが、最低購入価格が予算オーバーなのでしょうがない。

  1. バンコク(タイ)/都心ではなく、やや郊外に買うべし。
  2. プノンペン(カンボジア)/一等地を狙い撃ちすべし。米ドルで購入できる。
  3. セブ(フィリピン)/ビーチそばの物件が欲しい。

まあこれ以上は日本でいくら悩んでもムダだろう。僕はもう一度上記のどこかの地に行ってみようと思った。

to be continued……?