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吉田栄作と内山理名が13歳差婚、50代再婚が増加傾向のワケ

植草美幸結婚相談所代表・恋愛・婚活ジャーナリスト 植草美幸
(写真:アフロ)

■吉田栄作さんが50代再婚、婚活現場でも増加傾向

俳優の吉田栄作さん(52歳)と、内山理名さん(40歳)が今月21日に結婚を発表されました。おめでとうございます。13歳の年の差ということですが、結婚相談所なら驚くことのない、よくある年齢差という印象です。私の結婚相談所で成婚された方に女性40歳男性70歳、30歳差という例もありました。

実は、内山さんとはちょっとした共演歴があり、親近感を抱いている女優さんのひとり。18年前、私の娘が子役の劇団にいたので、親子エキストラとして1シーンだけ駆り出されたのです。内山さんはエレベーターガール役で、キリっとした顔立ちに制服がよく似合っていました。

そんな内山さんは、過去に何度か熱愛報道がありますが初婚。吉田さんは50代での再婚です。年齢を感じさせない健康的なお二人ですから、夫婦で今後飛躍されることでしょう。

■2度目の結婚は「恋したい」? 女性の希望とマッチングしやすい側面も

ここからは、婚活現場での事例などをご紹介します。

まず、厚生労働省が発表する「生涯未婚率」は、50歳時の未婚率(結婚したことがない人の割合)を算出したものです。つまり、調査開始当時は「独身で50歳を過ぎたら生涯結婚をしない」と考えられていたのです。

今や50代男性の4人に1人は独身というデータがありますが、婚結婚相談所では、50代の婚活が増え、特に50代の再婚者は増加傾向にあります。男女ともに収入やバイタリティ、人間力がある人は50歳を越えても結婚できますし、再婚ですとスムーズにご成婚する方が少なくありません。

50代再婚男性の婚活現場の体感として多いのは、次の通りです。

まず1回目の結婚は、20代半ば~30代前半で同世代のお相手と結婚します。主に、家庭を築き子育てすることを目的とした結婚生活を送りますが、結婚10年~20年後いわゆる熟年離婚を選択されます。

そこで、2回目の結婚ということで相談に来られると、お話しされるのが「もう一度、恋をしたい」という願望です。そうなると、初婚時と同じ年齢の女性つまり、10歳~20歳下の相手が恋愛対象になりやすい。そして、再婚相手と子供が欲しいとなれば15歳~20歳くらい年下の30代半ば~後半くらいの女性を希望されます。逆に、すでに子育てを終えたので2度目の結婚では子供を作らなくてもいいと考える方もいらっしゃり、それは個人それぞれです。

50代は経済力のピークといえる年齢ですから、30代婚活女性が望む年収額に達している人も少なくなく、意外にマッチングしやすい側面もあるのです。

■キャバクラ慣れ50代は、年下女性に“接客”を求めがち?

一方で、50代ともなれば人間性や包容力、経済力など年齢を重ねたなりの魅力度は求められます。

30代婚活女性で10歳以上年上でもいいと回答するのは1~2割程度。大多数は同じ歳か5歳上くらいまでを希望されます。「年収が高い人がいいけれど、おじさんは無理」と葛藤する婚活女性も少なくありません。

また、上から目線、考え方が古い、下心が見え見え、身だしなみがなっていないなどは当然嫌われますし、「男性はいくつになっても結婚できる」と考える、やっかいな50代婚活男性もいます。

「20代がいい」と譲らずなんとかマッチングした25歳年下の女性に対し、礼儀がなってないと5分でお見合いを破棄した50代男性もいました。聞けば、「5分遅刻してきた」「女性なら初対面で“○○さんに会いたかったの”“ネクタイが素敵ね”くらい言うのが常識」というのです。

同世代の接客業のプロならまだしも、親子ほど年齢の離れた女性に対しての要求としては無理な話。いつでもキャバクラ感覚で女性にもてなしてほしいと考えるのは、女性を見下していますし、幼稚ですよね。

■50代婚活は、年齢を重ねたなりの人間力の見せ所

逆に言えば、成熟した考え方や思考力、仕事で培った経済力、結婚生活や仕事などの経験値、さらには、年齢を感じさせない色気や美意識、エスコート力があれば、年齢をカバーできるということでもあります。

最近では、こんな婚活事例がありました。

男性は50歳の会社経営で年収1500万円、女性は37歳の会社員、もともと年上男性がお好みでした。マッチングのきっかけは「収入もいいし、スーツを着こなしていて素敵」という表面的なところでしたが、交際中に「父性ある気遣いができる彼に、今までにない居心地の良さを感じたこと」が成婚の決め手になりました。

男性はバツイチで女性に慣れているというだけでなく、前妻との間に娘さんがいたので、我を出さずに女性を立てることができる人でした。例えば、交際中にレストランに入り「そこ寒くない? 席を変わろうか」、彼女がデートに遅刻しても「大丈夫? 遅いから心配したよ」と自然に言えるのは、歳の差があるからこその余裕です。

さらには「こんなに年上の僕に会ってくれて、出会いに感謝している」と謙虚な姿勢も忘れませんでした。まさに50代再婚男性の鑑と言えるでしょう。

吉田栄作さんは、SNSコメントで<彼女とのお付き合いが始まりこの数年、何時も僕の健康管理に気を遣ってくれました>と年下の内山さんを立てていますし、内山さんも年齢以上に成熟した人間性であったことから、お二人の仲が深まったのでしょう。末永くお幸せに!

結婚相談所代表・恋愛・婚活ジャーナリスト 植草美幸

千葉県出身。青山学院大学卒業。結婚相談所マリーミー代表、恋愛・婚活アドバイザー。1995年に、アパレル業界に特化した人材派遣会社、株式会社エムエスピーを創業。そこで培ったコーディネート力を活かし、2009年、結婚相談所マリーミーをスタート。以後10年以上にわたり年間約1,000組の恋愛・結婚に対するアドバイスを行い、業界平均15%と言われる成婚率において、約80%の成婚率(※)を記録している。『結婚の技術』『婚活リベンジ!』など、著書は計14冊。メディア出演の他、地方自治体をはじめとした講演依頼も多数。(※) 成婚退会者数÷全体退会者数で算出。

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