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39歳。保育士。自分の見た目も、気を使い過ぎる性格も好きになれません~おみおじリポート(104)~

大宮冬洋フリーライター
都内一人暮らしと保育の仕事を通して結婚への意欲を高めている女性です。(本人提供)

周囲から「明るく感じ良い」と思われて、当人は「本当の自分じゃない」と感じる問題

※2022年5月24日追記。吉永さんはオネット活動開始から半年が経過し、自動退会となりました。オネットで出会った男性とのやりとりが続いているようです。彼女の幸せを祈りつつ見送りたいと思います。

 こんにちは。大宮です。自分の周囲にいる独身男女の婚活を前のめりで支援する「お見合いおじさん活動(略称:おみおじ)」を婚活パーソナルトレーナーのマチコ先生と一緒に推進しています。僕の読者(この記事を読んでいるあなたも該当します)で「そろそろ結婚したい」という人をオネット(大宮ネットワーク)にお迎えし、良縁を結ぶことをお手伝い中です。本連載ではその活動の一端をレポートしています。オネット会員の種類(受けor攻め)と募集についてはこちらをご覧ください。

 対人恐怖症というほどではないけれど、他人に気を使い過ぎて疲れてしまうことってありますよね。周囲からは「明るく感じ良い」と思われていても、本人は「これは本当の自分じゃない」と感じる状態です。

 でも、一人でダラダラとしながら内向きになっているときも、他人を前にして愛想良くしているときも、等しく「本当の自分」なのだと僕は思います。大切なのは、多様な自分を許容してそれなりに愛することでしょう。そのためにはやはり他人の存在が必要です。

普段は真面目すぎる保育士。「自宅で酔っ払っているときに友人がふざけて撮ってくれた写真です」(本人提供)
普段は真面目すぎる保育士。「自宅で酔っ払っているときに友人がふざけて撮ってくれた写真です」(本人提供)

母は私に対して、母なりの愛情を示してくれていたのだと今では思えます

「気を使い過ぎてしまう自分の性格も好きじゃないし、見た目にもコンプレックスがひどかったです」

 このように告白するのは埼玉県出身の吉永真央さん(仮名、39歳)。一人暮らしと保育士としての仕事を通して母親との関係性も改善して自分を認められるようになってきたようです。

「うちは母と妹がベッタリで、私はいつも放置されてきたと感じていました。助けてほしいときも助けてくれなかったし……。でも、保育士として様々な子どもや保護者と接することを通して、『子どもが欲しい愛情と親が注ぎたい愛情は違う』ことに気づきました。母も私に対して、母なりの愛情を示してくれていたのだと今は思います。放っておかれたおかげで、自分で考えて行動する習慣もつきました。今では電話でたまに話す関係がちょうどいいと感じています」

 ちなみに吉永さんには兄もいて、父親と兄との関係性は良好とのこと。家族の中でも人間関係の相性ってありますよね。特に吉永さんのような中間子は難しい立場に自らを追い込みやすい気がします。

料理好きな吉永さん。「油そば風素麺と浮雲スープです。素麺に色はついていませんが、味は濃いめにしっかりついてます」。(本人提供)
料理好きな吉永さん。「油そば風素麺と浮雲スープです。素麺に色はついていませんが、味は濃いめにしっかりついてます」。(本人提供)

相手が何を考えているのか、私と一緒にいて不快ではないのかと常に気になってしまう

 埼玉県の実家で生まれ育ち、昨年から東京都内で一人暮らしをして婚活もしている吉永さん。高校を出てから医療関係の仕事をしていましたが、30代半ばになってから専門学校に通って保育士の資格を取得したそうです。頑張り屋ですね。そして、職場では「子どもから教えられることが多い」と謙虚に語ります。

「子どもはすごいですね。良くも悪くも素直で、自分の主張や感情をそのまま外に出せます。私はそれがとても苦手なので羨ましいです。楽しく仕事をしながらとても勉強になっています」

 子どもという「他人」から自己表現を教わるなんてことがあるんですね。それでも「緊張しやすい」性質は変わらないと吉永さん。

「相手が何を考えているのか、私と一緒にいて不快ではないのかと常に気になってしまいます。だから、情緒が安定していて自分を柔らかく表現できる男性に心惹かれます。インドア派で腰が重いところがある私なので、色々な所や経験を『一緒にやろうよ!』と引っ張ってくれる男性だと嬉しいです」

 ただし、最初からグイグイと来られると気持ちが引いてしまうことがあるとのこと。私の気持ちを察しながら引っ張ってほしい、ということでしょうか。やっぱり中間子(僕も三人兄弟の真ん中です)はこじれた人が多いなあ……。

最近は刺繍も始めました。「日中は外で体と頭をフルに使って働いているので、夜は何も考えずに針をチクチクしていると幸せを感じます」。(本人提供)
最近は刺繍も始めました。「日中は外で体と頭をフルに使って働いているので、夜は何も考えずに針をチクチクしていると幸せを感じます」。(本人提供)

ゆっくりな男性は永遠にゆっくりしている。結婚は女性が主導しましょう

 ここまで吉永さんの話をにこやかに聞いていたマチコ先生。まずは「緊張」問題についてアドバイスがあります。

「シチュエーション次第だと思います。例えば、大宮さんと私とZoomで面談している今は緊張し過ぎて苦しいですか。苦しくはない? それならばほどよいテンションだと思います。全然問題ありません。いまの吉永さんぐらいの程よい緊張感と笑顔を持って明るく接すれば、お見合いやデート相手の男性も楽しい気分になるはずです!」

 自分がほぼ完全にリラックスするのは結婚して一緒に住み始めてから半年後ぐらいでいいのです。毛玉だらけの家着でオナラしちゃうぐらいの状態ですね。その前は、お互いに自立した大人としてほどよい緊張関係は必要です。つまり、吉永さんは今のままでいい、ということですね。

「苦しくならないためのポイントは、自分がどう見られているかに意識を向けるのではなく、相手の表情や言動に集中すること。そうすると過剰な緊張は和らいでいきます」

 ここまでは優しめのアドバイスをしていたマチコ先生。吉永さんのちょっと受け身な恋愛姿勢に関してはビシリと指摘して修正を促しました。

「ゆっくり来てほしいとのことですが、ゆっくりな男性は永遠にゆっくりしていて任せておくと結婚に至りません。特にアラフォーの婚活は女性が物事を決めていくべきです。そうしないと先に進めません」

 これはその通りですね。接し方は柔らかい雰囲気で良いのですが、初デートから結婚までの「日取り」などは女性が主導したほうが結果が出やすいのが現実です。吉永さんの場合は、マチコ先生や僕という味方にして仲介役もいます。どんどん活用して、来年の今ごろは幸せな家庭生活に突入していてくださいね!

※文中の受けオネット会員は仮名です。吉永さんの詳細プロフィールやマチコ先生と大宮による超実践的婚活アドバイス(ヤフーの有料記事です)を読みたい方(=攻めオネット会員になりたい方)はこちらをご覧ください。

フリーライター

僕は1976年生まれ。40代です。燦然と輝く「中年の星」にはなれなくても、年齢を重ねてずる賢くなっただけの「中年の屑」と化すことは避けたいな。自分も周囲も一緒にキラリと光り、人に喜んでもらえる生き方を模索するべきですよね。世間という広大な夜空を彩る「中年の星屑たち」になるためのニュースコラムを発信します。著書は『人は死ぬまで結婚できる』(講談社+α新書)など。連載「晩婚さんいらっしゃい!」により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。コラムやイベント情報が読める無料メルマガ配信ご希望の方は僕のホームページをご覧ください。(「ポスト中年の主張」から2017年3月に改題)

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