Uターン転職で収入2割減。でも、地元の美しい山々を毎朝見られる生活です~おみおじリポート(69)~

真面目そうな外見の坂本さんですが、アクティブな趣味を持つ39歳です(本人提供)

自宅から北陸の美しい山々が毎朝見える。それだけでもテンションが上がります

 こんにちは。大宮です。自分の周囲にいる独身男女の婚活を前のめりで支援する「お見合いおじさん活動(略称:おみおじ)」を婚活パーソナルトレーナーのマチコ先生と一緒に推進しています。僕の読者(この記事を読んでいるあなたも該当します)の中で「そろそろ結婚したい」という人をオネット(大宮ネットワーク)にお迎えし、良縁を結ぶことをお手伝い中です。本連載ではその活動の一端をレポートしています。オネット会員の種類(受けor攻め)と募集についてはこちらをご覧ください。

 今日は美しい山々を身近に感じながらUターンして働いている男性を紹介します。北陸地方の優良メーカーの社員である坂本文則さん(仮名、39歳)です。

「地元に帰って来たのはちょうど1年前です。毎朝、キレイな山々が家からはっきり見えるだけでもテンションが上がるのを感じます」

 大学進学で上京して以来、ずっと東京で住み働いていた坂本さん。IT企業での営業の仕事は肌に合っていたものの、最後のほうは自宅と会社を往復するだけの生活になってしまい、地元に戻ることを決めたそうです。若い頃は都会暮らしがひたすら楽しいけれど、30代半ばあたりから「生活は普通でいいよ」と感じ始めることってありますよね。

 肝心なのは仕事の確保です。行政書士の資格もある坂本さんは地元企業のスタッフ部門で職を得ました。

「収入は東京時代に比べると2割ほど減りました。転職1年目の今は年収500万円ほど。今後は600万円程度には上がる見込みです」

 僕も地方(愛知県蒲郡市)で暮らしているので断言しますが、年収600万円あれば家族4人ぐらいは養えます。家賃は都会の半分ぐらいですし、そもそもお金を使う場所や機会があまりないからです。産直には新鮮な食材が安く売っています。公立校がほとんどなので子どもの教育費も心配ありません。

「昨年夏、25年ぶりに登った地元の山で朝を迎えました。こういう光景を見ると心が震えます」。(本人提供)
「昨年夏、25年ぶりに登った地元の山で朝を迎えました。こういう光景を見ると心が震えます」。(本人提供)

今までは「婚活」と称しながらも、受け身で当事者意識の薄い活動をしていました

 難しいのは結婚相手探しですね。若年人口が少なくて結婚は早い傾向がある地方では、30歳を過ぎてから良き出会いを見つけるのは至難の業です。東京に長くいたのであればそこで結婚相手を見つければよかったのですが、坂本さんはうまくいかなかったと告白します。

「30歳になる直前にも大手の結婚相談所に入っていたことがありましたが、ピンと来なかったので婚活は休止して仕事に集中することにしたんです。でも、東日本大震災などがあり、家に帰って一人でいることは寂しい、切ないという気持ちが高まりました」

 東日本大震災からもう10年が経過しようとしています。坂本さんは「今までは婚活と称しながらも、受け身で当事者意識の薄い活動をしていた」と反省し、オネットの門を叩いてくれました。

「大宮さんもマチコ先生も、オブラートに包み過ぎずに意見を言ってくれるところが嬉しいです。僕は『淡々としている』『平坦な印象』と人から言われることが多いので、ストレートに話してくれる人が合っているのかもしれません。今までも年上の女性からちょっと引っ張ってもらうことに心地よさを感じていました。腹に何かを抱えていない人のほうが気が楽です」

 坂本さんは数年前まで「自己肯定感が低い」との自覚がありました。それが女性に誤解を与えて婚活がうまくいかない原因だったのかもしれません。このままでは人生がシュリンクしてしまうと危機感を持った坂本さんは、「健全な自尊心を持つことを努めている」とのこと。Uターン転職がいいきっかけになったようです。

 そんな坂本さんをマチコ先生は高く評価しています。男性としての雰囲気が良く、バランスがとれていると感じるからです。

「マイナスの部分を抱えて、それを克服しようとしているところもいいと思います。自信過剰すぎる男性も困りますから。坂本さんは話し方も落ち着いていて、安定した印象を受けます」

とても暮らしやすい地元。でも、相手の都合次第で週末婚などを柔軟に考えます

 では、坂本さんはこれから北陸地方でどんな生活を送っていきたいのでしょうか。職場の仕事に関しては少し物足りないと思っているそうです。

「いま、人との接点を積極的に増やして、仕事の幅を広げていこうと思っています」

 頼もしいですね。東京で懸命に働いた経験や感覚を少しずつでも地元企業に還元できれば、唯一無二の人材になれると思います。

「仕事以外にもやりたいことがいっぱいあります。趣味のマラソンは続けていますし、これから特にやってみたいのは山登りです。地元の山を登って堪能したいと思っています」

 山好きの女性などとの相性は良さそうですね。ちなみに、坂本さんは「無駄遣いはしたくないけれど、お金を使うべきところには使う」タイプ。金銭感覚や価値観のすり合わせは大切だと考えています。

「結婚したらできれば子どもがほしいなとは思っていますが、20代などとのお見合いは望んでいません。やっぱり年が近い世代のほうが価値観や話題が合いやすいですからね。一緒にいてお互いにストレスがないことが大事だなと思っています」

 今は一時的に実家に戻っている坂本さんですが、結婚したら別に自宅を構える用意があります。東京での一人暮らしが長いので家事は一通りできるそうです。

「ここは自然豊かでとても暮らしやすいところですが、相手にもお仕事などの都合があると思います。週末婚などを柔軟に考えるつもりです」

 一緒に住む場所をどこに構えるのかは重大問題ですよね。でも、気遣い合える結婚相手とであれば乗り越えられないほどの問題ではありません。まずはZoomでいいのでいろんな女性とお見合いをし、マチコ先生とも相談しながら気の合う女性を探してほしいと思います。

マラソンや登山の他にもやりたいことがいっぱいあるという坂本さん。「葉加瀬太郎さんのコンサートが好きなので自分でもヴァイオリンを購入しました。青いテープは初心者の証です」(本人提供)
マラソンや登山の他にもやりたいことがいっぱいあるという坂本さん。「葉加瀬太郎さんのコンサートが好きなので自分でもヴァイオリンを購入しました。青いテープは初心者の証です」(本人提供)

※文中のオネット会員は仮名です。坂本さんの詳細プロフィールやマチコ先生と大宮による超実践的婚活アドバイス(ヤフーの有料記事です)を読みたい方はこちらをご覧ください。

僕は1976年生まれ。40代です。燦然と輝く「中年の星」にはなれなくても、年齢を重ねてずる賢くなっただけの「中年の屑」と化すことは避けたいな。自分も周囲も一緒にキラリと光り、人に喜んでもらえる生き方を模索するべきですよね。世間という広大な夜空を彩る「中年の星屑たち」になるためのニュースコラムを発信します。著書は『人は死ぬまで結婚できる』(講談社+α新書)など。連載「晩婚さんいらっしゃい!」により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。コラムやイベント情報が読める無料メルマガ配信ご希望の方は僕のホームページをご覧ください。(「ポスト中年の主張」から2017年3月に改題)

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