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「姉川の戦い」級に苦しいアラフォー女性の婚活。大きな武器は「独自性」です~おみおじリポート(61)~

大宮冬洋フリーライター
子どもの頃からバレエで鍛えている40歳女性。健康には自信があります。(本人提供)

私に興味を持ってくれる男性が1人ぐらいはいるのでは、と期待しています

※2021年7月6日追記。瀬戸さんはオネット活動開始から半年が経過し、自動退会となりました。残念ながらオネットでは良き縁をご紹介できることはできませんでしたが、彼女の幸せを祈りつつ見送りたいと思います。

 こんにちは。大宮です。自分の周囲にいる独身男女の婚活を前のめりで支援する「お見合いおじさん活動(略称:おみおじ)」を婚活パーソナルトレーナーのマチコ先生と一緒に推進しています。僕の読者(この記事を読んでいるあなたも該当します)で「そろそろ結婚したい」という人をオネット(大宮ネットワーク)にお迎えし、良縁を結ぶことをお手伝い中です。本連載ではその活動の一端をレポートしています。オネット会員の種類(受けor攻め)と応募方法はこちらの図解をご覧ください。

「気づいたら40歳。『時すでに遅し』かもしれませんが、『結婚しない』とは決めたくないんです。『結婚する』と決めたのならば、自分が動かなくちゃと思っています。ちょうど大宮さんの記事を読む機会があり、客観的にプロフィール文を書いてもらえたら興味を持ってくれる男性が1人ぐらいはいるのではと期待しています」

 北関東にある実家でダンスやピラティスのスタジオを運営している瀬戸美里さん(仮名、40歳)が受けオネット会員面談で丁寧な口調で話してくれたとき、僕とマチコ先生は「いけるかもしれない」と直感しました。アラフォー女性の婚活は需要と供給のミスマッチが生じやすく、瀬戸さんぐらいの現状認識と決意が必要だからです。

 多くの場合は、少し婚活をしてみて「私にふさわしい程度にいい男性は婚活の場にはいない」と見切りをつけ、「パートナーは欲しいけれど無理はしたくない。自然な出会いを待とう」と楽な道を選んでしまいます。確かに50歳でも60歳でも恋愛をしてパートナーを見つけられる人はいますが、そういう人は40歳のときも相手がいるのです。直近1年間で何もなかったアラフォー女性の5年後10年後はさらに「何もない」日々であることはほぼ確実。覚悟も行動もしない人に時間は味方をしてくれません。

登山も趣味の瀬戸さん。「今までで一番きれいな富士山を見たときの写真です」(本人提供)
登山も趣味の瀬戸さん。「今までで一番きれいな富士山を見たときの写真です」(本人提供)

広い層の男性にアピールすることは無理なので、独自性を開示してコアな層を狙いましょう

 7歳の頃からバレエを習い始め、海外でのダンス留学経験もある瀬戸さん。舞台などでずっと踊る仕事をして来ました。

「年齢と経験を重ねてきたので、最近は自分のスタジオでの指導に重きを置いています。でも、東京にはよく来ていて、今は体に関するより専門的な知識を得るために勉強をしているところです」

 両親からは「結婚しろ」と言われたことはないと振り返る瀬戸さん。「やりたいことをまずやれ」という教育方針で、5歳上の姉は「やりたいことが家庭を築くこと」だったので、今では実家近くで子育てをしているとのこと。

 35歳ぐらいまでは結婚は「後々するものだ」と思っていたと明かす瀬戸さん。2、3年前からは「このままずっと一人かも」と思うとすごく切ない気持ちになるそうです。一般的な大卒女性と比べると焦るのが10年ぐらい遅れていますね……。

「マッチングアプリを試したこともありますが、好みの男性と会うことはできませんでした。私は年齢や職業へのこだわりはないので、『一緒にいて面白そう!』と感じたら、60代の男性でも歓迎です」

 ここでマチコ先生が目を輝かせました。ダンスを仕事にし続けている経歴ははっきり言って異色で、ファッションを含めて決して「婚活でモテるタイプ」の女性ではありません。しかし、アラフォー女性が広い層の男性にアピールして相手を選ぶことはそもそもできません。瀬戸さんはその独自性を開示してコアな層から選んでもらえばいいのです。相手の年齢にもこだわりがないのはその小さな母集団を広げることにもなります。

「どんな異性とだったら一緒にいて自分らしくいられるのか」をイメージしてください

 瀬戸さんが「面白い。飽きない」と感じる60代男性は、著名人だと小日向文世とみうらじゅんだそうです。うーん、あまり参考になりません。マチコ先生は「どんな男性だったら自分らしくいられるのか」をイメージしておくようにアドバイス。お見合いを申し込んでくれた男性がそのイメージとかけ離れているのでない限りは、何度か実際に会ってみて少しずつ好きになる要素をお互いに探ってください。

 僕たちはダンサーという職業に「パッションだけで恋愛したい刹那的な人」という偏見を持っていたのかもしれません。瀬戸さんがちょっとした反論をしてくれました。

「ダンサーだと言うと自由奔放だと思われがちですが、自分では意外と家庭的だと思っています。休みの日には美術館などに行きたいけれど、パートナーがいるのに一人で飲み歩いたりはしません。掃除は大好きですし、朝ごはんもちゃんと作ります」

 なるほど。それは素敵な意外性です。つまり、瀬戸さんの働き方を理解したうえで一緒に暮らしたいと思う男性であれば、結婚相手候補として見られるということですよね。

 瀬戸さんは話せば話すほど常識的で知的な女性であることがわかります。センスは抜群なので、新生活は清潔で精神的に豊かなものになること間違いなしですね。瀬戸さんと結婚できる男性は幸せだなと感じています。僕とマチコ先生で前のめりにお世話しますね!

ある日の「遅めの朝ごはん」。パスタと野菜のチーズ焼きを作りました。(本人提供)
ある日の「遅めの朝ごはん」。パスタと野菜のチーズ焼きを作りました。(本人提供)

※文中のオネット会員は仮名です。瀬戸さんの詳細プロフィールやマチコ先生と大宮による超実践的婚活アドバイス(ヤフーの有料記事です)を読みたい方はこちらをご覧ください。

フリーライター

僕は1976年生まれ。40代です。燦然と輝く「中年の星」にはなれなくても、年齢を重ねてずる賢くなっただけの「中年の屑」と化すことは避けたいな。自分も周囲も一緒にキラリと光り、人に喜んでもらえる生き方を模索するべきですよね。世間という広大な夜空を彩る「中年の星屑たち」になるためのニュースコラムを発信します。著書は『人は死ぬまで結婚できる』(講談社+α新書)など。連載「晩婚さんいらっしゃい!」により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。コラムやイベント情報が読める無料メルマガ配信ご希望の方は僕のホームページをご覧ください。(「ポスト中年の主張」から2017年3月に改題)

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