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48歳。独身一人暮らし。在宅勤務で家族ストレスを抱える同僚がうらやましい~おみおじリポート(40)~

大宮冬洋フリーライター
趣味で健康的に日焼けした安井さん。イケメンではなくハンサムです(安井さん提供)

※2020年8月9日追記。予想通り、安井さんにはお見合い申し込みを多くいただきました。「今、連絡を取り合っている方とのやりとりに注力したい」という本人の申し出により、お見合い申し込みを中止させてもらいます。ご了承いただき、彼の成婚退会を一緒に願っていただけると幸いです。

※2020年9月7日追記。上記の件、お見合いして連絡を取り合っていた女性とは先に進まないことになりました。というわけで、安井さんへのお見合いを再開します。先着順にどんどん組んでいきます!

※2020年9月16日追記。先週、お見合い申し込みを再開したところ、多数の女性からお申し込みをいただきました。安井さん本人から「お申し込みいただいた方々と向き合いたい」とのお申し出があったため、本日をもって受付を中止させてもらいます。ご了承いただき、彼の成婚退会を一緒に願っていただけると幸いです。

※2020年12月21日追記。安井さんはオネットでの活動を通して、身近なところにいる大切な人に気づいたそうです。新たなお見合いはしていません。ご了承いただき、彼の成婚退会を一緒に願っていただけると幸いです。

※2021年1月21日追記。安井さんはオネット活動開始から半年が経過し、自動退会となりました。残念ながらオネットでは良き縁をご紹介できることはできませんでしたが、彼女さんとの幸せを祈りつつ見送りたいと思っています。

仕事とプライベートのバランスを取れなかった30代

 こんにちは。大宮です。自分の周囲にいる独身男女の婚活を前のめりで支援するお見合いおじさんおみおじ活動(略称:おみおじ)を婚活パーソナルトレーナーのマチコ先生と一緒に推進しています。お世話させてもらう独身者をオネット(大宮ネットワーク)会員として認定し、婚約を目指す活動です。オネット会員の種類(受けと攻め)と募集についてはこちらをご覧ください。

 コロナ禍が長期化するにつれて、オンライン疲れや孤独を感じている人は少なくないと感じています。12人目の受けオネット会員になった安井健一郎さん(仮名、48歳)は、外資系企業でマーケティングの仕事をしていて、3月からはほとんど在宅勤務です。

「独身一人暮らしの自分はテレワークでも業務にほとんど影響はないのですが、家族がいる同僚は在宅での勤務が大変でストレスが溜まっているのだそうです。私はそのストレスがうらやましく思いました。自分だけ社会や他人に関われていないと感じてしまいます」

 このオネット面談もZoom上で行っているのですが、マチコ先生の目が獲物を見つけた獣のように光っています。この安井さんは清潔感のあるハンサムで、控えめだけど朗らかで知性的な話し方をする人だからでしょう。しかも、「子どもが欲しいので35歳未満の女性と出会いたい」というタイプでもなさそう。婚活市場ではなんとも貴重な男性ですよね!

 今まで結婚しなかった理由は失礼ながらありがちなものです。営業職は国内転勤の多い会社に転職したことで仕事中心の生活になってしまったこと。それでも30代のうちは独身女性を紹介してもらう機会もあり、何人かとはお付き合いしたと安井さんは振り返ります。

「でも、仕事とプライベートのバランスを取れず、将来を長期的に見ることもできず、結婚には至りませんでした」

職場には女性の上司も。仕事にプライドがある同世代の女性はいいな、と思います

 現在は20年以上ぶりに関東地方に戻り、念願のマーケティングの仕事ができています。営業職とは違って今後は転勤の可能性は低いそうです。

「年齢も年齢ですし、出会いはますます難しくなっていますが、オネットで頑張ってみたいと思っています。最近は周りの人から何も言われなくなってきたので、記事にしてもらうことで自分を客観視できるのも楽しみです」

 客観視は確かに大事ですよね。さきほど安井さんは婚活市場では貴重な存在だと書きましたが、俳優の武田真治のように22歳下のモデル女性との結婚を望むのは現実離れしています。自分はどんな女性からニーズがあるのか、どのような人とならば機嫌良く前向きに共同生活を作っていくことができるのか。僕とマチコ先生と語り合いながら冷静に考えていきましょう。

 ここでは僕とマチコ先生からちょっと後ろ向きな質問を1つずつさせてください。僕は安井さんの長所ではなく短所を知りたいです。完璧な人間はいないので、お互いの短所や背負っているものを補い合えるような関係こそが結婚だと思っています。

「頑固なところでしょうか。自分の中で『こうあるべき』という考え方にこだわりがちだと自覚しています。でも、職場で部署や立場が変わり、海外の同僚と仕事を一緒にする機会も増えました。相手の立場や背景に基づいた意見を聞くように努めています」

 安井さんは殊勝なことを言っていますが、性格はなかなか変わらないと思います。よく言えばこだわりが強く、悪く言えば保守的で視野が狭いのかもしれません。一見すると頼もしそうな安井さんですが、結婚相手の女性はおおらかでリーダーシップも取れるような女性が良いのでは、と僕は思いました。

10年以上続けている割に「へたくそ」だというゴルフ。「気の置けない仲間と一緒に自然の中で大声を出せるのがすごく楽しいです」(安井さん提供)
10年以上続けている割に「へたくそ」だというゴルフ。「気の置けない仲間と一緒に自然の中で大声を出せるのがすごく楽しいです」(安井さん提供)

 マチコ先生からの質問は「こういう女性はNG」というポイントについて。安井さんにはお見合い申し込みがたくさん来ることが予想されるので、事前にNGポイントを出しておいたほうが良さそうですね。

「結婚相手と趣味を共有しなくてもいいのですが、自分の体を大切にしていない人は避けたいですね。しっかり食べる健康的な女性が好きです。職場には女性の上司もいるので、仕事にプライドがある同世代の女性はいいな、と思います。一緒にいて刺激を受けたいです」

 昔は子どもが欲しかったけれど、現在の年齢ではできなくても仕方ないと思っていると明かす安井さん。10歳下(38歳)以上で同い年までの女性との出会いを求めています。子どものことは相手と話し合って決めたいそうです。

「『毎日、家で美味しい料理を作ってほしい』なんて言いません。私も一人暮らしは長いので家事は一通りできます。昔ながらの専業主婦ではなく、意思がある女性と結婚したいですね。子どものいない人生になる確率が高そうだからこそ、2人でやりがいのあることを見つけたいという気持ちもあります」

 2人でやりがいがあることを見つけたい。いい言葉ですね。それを一緒に楽しく探せるパートナがきっと見つかりますよ。安井さん、半年間でゴールインしちゃいましょう!

健康維持には気をつけている安井さん。ランニングシューズもいい感じに履き古しています(安井さん提供)
健康維持には気をつけている安井さん。ランニングシューズもいい感じに履き古しています(安井さん提供)

※文中のオネット会員は仮名です。安井さんの詳細プロフィールやマチコ先生と大宮による超実践的婚活アドバイス(ヤフーの有料記事です)を読みたい方はこちらをご覧ください。

フリーライター

僕は1976年生まれ。40代です。燦然と輝く「中年の星」にはなれなくても、年齢を重ねてずる賢くなっただけの「中年の屑」と化すことは避けたいな。自分も周囲も一緒にキラリと光り、人に喜んでもらえる生き方を模索するべきですよね。世間という広大な夜空を彩る「中年の星屑たち」になるためのニュースコラムを発信します。著書は『人は死ぬまで結婚できる』(講談社+α新書)など。連載「晩婚さんいらっしゃい!」により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。コラムやイベント情報が読める無料メルマガ配信ご希望の方は僕のホームページをご覧ください。(「ポスト中年の主張」から2017年3月に改題)

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