30代男性の叫び。いつ子作りするの? 今ではありません

●今朝の100円ニュース:「総人口3年連続の減」(朝日新聞)

結婚したくないわけじゃない、子どもだって欲しい。でも、今は自分のことで精一杯で余裕がない――。

僕は仕事と趣味を兼ねて20代30代の男性とサシ飲みする機会が多い。男女関係の話が好きなので、未婚の男性には「モテそうだけど彼女はいるの? 結婚の予定は?」とお節介おばちゃんのような図々しさで質問する。「女性に興味がない」「結婚をする気はゼロ」といった回答は1割未満で、大半は冒頭のような言葉を返してくる。

大学に入り、就職をし、一人暮らしを経験し、結婚して、子育てするという5ステップは、少なくとも僕の同世代(ロストジェネレーション=1972~1982年生まれ)の大卒層には「社会人の条件」として共有されていると思う。5項目のうちでどれかでも欠けているとコンプレックスを抱えてしまいかねない。

しかし、大企業に入れる程度の学歴を身に着けて、一人暮らしができる収入を得られる仕事を「こなせる」のを待っていると、早くて25歳ぐらいになってしまう。ようやく自由を手にすると、今度は少し遊びたくなる。仕事にも没頭したくなる。20年間ぐらい「将来」のために頑張ってきたのだから10年間ぐらいは今を満喫したいのだ。結婚や子育てで拘束されたくはない。

学歴・就職・一人暮らしの段階で失敗した場合は、不遇感を抱えながら納得のいかない仕事で働き続けることになる。こちらは「自由を満喫」ではなく「不遇をかこつ」だ。目の前で仕事だって楽じゃない。一方では、資格取得や転職、独立で一気に挽回したい。恋愛や結婚をしているどころじゃない。

自由ケースでも不遇ケースでも35歳ぐらいまでは落ち着かないのだ。一方では、地元のヤンキー層や大学の「リア充」同級生たちは20代のうちに結婚して子どもを作っている。自分もそろそろ第4段階である「結婚」に進みたくなる。相手も同世代の女性であることが当然ながら多い。

で、30代後半でようやく結婚する。仕事も生活もかなりコントロールできるようになっている。最後の段階に進みたい。でも、20代のときのような爆発的な性欲はなくなり、妻も加齢とともに妊娠しにくくなっているらしい。お互いにあと10年結婚が早ければ、と考えることもある……。

以上が自分を含めた同世代の男性たちを取材して得た典型像だ。今朝の朝日新聞によれば、昨年10月の総務省推計で日本の総人口は3年連続の減少となった。14歳以下は過去最低の12.9%になったという。20代30代の男性たちが結婚や子育てに躊躇している間に、少子化がどんどん進んでいるのだ。

どうすればいいのか。他国のように婚外子を一般化するような施策は日本社会には根付きにくいと思う。ならば、大卒層の結婚年齢を早めるしかない。

22歳ではなく、18歳で社会に出るようにすればどうか。振り返ってみれば、小学校から大学卒業まで16年間も勉強ばかりしているなんて長すぎだ。学校生活にも飽きて来るし、働くことが感覚的に遠くなってしまう。

小学校は5年制、中高は4年制、大学は3年制ぐらいでちょうどよい気がする。4年も早く社会に出られる。専門知識を深めたくなったら、子育てが一段落した頃に会社に籍を置きながら大学院に入ればよい。その際は、企業と個人に税金で補助すべきだ。

大卒層の男性は「余裕」と「見通し」がなければ結婚や子育てに気持ちが向かない。ならば、そのタイミングを早める社会設計をすればいい。