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さらば下方婚! 男性は賢くて立派な女性に「立てて」もらう時代だ

大宮冬洋フリーライター

●今朝の100円ニュース:妻の昇進、夫の方が望む(日本経済新聞)

恋人や結婚相手に対して、僕を「立てて」くれることを自然と求めてきた。だから、年齢・学歴・収入などが僕よりも低い女性と付き合ってきた。日本人男性にありがちな「下方婚」である。

しかし、30代前半での結婚がわずか1年で失敗に終わり、僕よりははるかに仕事ができて収入も上である学生時代の同期生と再婚して気づいたことがある。本当の意味で立ててもらうことを欲するならば、賢くてマネジメント能力のある女性と付き合うべきなのだ。

20代の合コンなどでモテるのは、男性を「見上げるしぐさ」に長けた女性である。品のない冗談にも笑ってあげて、露骨な自慢話にも感心してあげる。それだけでも男性は大興奮。喜びが恋愛感情に転化し、勢い余って結婚してしまうこともあるだろう。下方婚の実態だ。

長い結婚生活を「上から目線」のリーダーシップで乗り切る自信があるならば下方婚も良いが、自分を含めた周囲を観察してみると失敗するケースが多いように感じている。力強い夫によって安楽な生活が保障されると思っていた妻の期待に応えられないと、夫婦関係はいきなり綻び始めるのだ。1つの大企業に正社員として勤め続け、年齢を重ねるごとに職位と収入が上がっていくような人生を送りにくくなっている現代では、下方婚は成り立ちにくくなっているように感じる。

とはいえ、身近な女性から立ててもらえないと男性(というか僕)は元気よく生きていくことができない。下方婚などではなく、自分よりもできる女性と出会って愛し合うことを求めるべきなのだ。

優秀で立派な女性は親しい男性を知らぬうちに傷つけるような愚かな真似はしない。二人きりのときは温かくも厳しい指摘をすることもあるが、他人がいる前では男性の顔をさりげなく立てる。

結婚だけではなく、仕事上のパートナーも同じだと思う。僕はフリーランサーなので上司はいないが、顧客であり監督役でもあるのは編集者だ。よく一緒に仕事をする親しい編集者の半数は女性であり、総じて穏やかで段取り上手で褒め上手。僕はいつの間にか気持ち良く仕事に全力を尽くしている。

優秀で出世している女性ほど男性を立てるのがうまいと感じる。「女の武器」を使っているわけではなく、気配りの行き届いた優しいマネジメントで下支えしてくれるのだ。だからこそ、僕たちは安心して溌剌と働ける。マネージャーには男性よりも女性のほうが向いていると思うこともある。

今朝の日経新聞で、「妻自身より夫の方が妻の昇進を望んでいる」という調査結果が出ていた。昇進して部下を持つほどの女性は自分を上手に立ててくれることを共働きの男性は痛感しているのだ。もちろん、妻の収入と知見が向上すると生活の安定度と豊かさは増していく。いいことばかりだ。野心のある男性こそ「上方婚」を目指すべき時代だと思う。

フリーライター

僕は1976年生まれ。40代です。燦然と輝く「中年の星」にはなれなくても、年齢を重ねてずる賢くなっただけの「中年の屑」と化すことは避けたいな。自分も周囲も一緒にキラリと光り、人に喜んでもらえる生き方を模索するべきですよね。世間という広大な夜空を彩る「中年の星屑たち」になるためのニュースコラムを発信します。著書は『人は死ぬまで結婚できる』(講談社+α新書)など。連載「晩婚さんいらっしゃい!」により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。コラムやイベント情報が読める無料メルマガ配信ご希望の方は僕のホームページをご覧ください。(「ポスト中年の主張」から2017年3月に改題)

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