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狙い目は避暑地? 混雑する時期にすいている場所で遊びたい

大宮冬洋フリーライター

●今朝の100円ニュース:年末年始旅行者数 最多見通し(読売新聞)

平日に遊んで休日に働くことが自営業者の「特権」だと思っていた。平日は行楽地や商店はすいているし、割引サービスをしているところもある。ランチビールを飲んじゃったりしていい気分だ。で、多くの人がリラックスしている時期(年末年始など)に自宅で原稿書きをしていると、「オレはすごく忙しい!」という恍惚感に浸れる。

昨年、愛知県内のメーカーで働いている女性と結婚してからは生活が一変した。製造業のカレンダーは恐ろしいほど保守本流だ。お盆休みと正月休み以外は、ほぼ暦通り。土曜日は隔週で出勤である。平日は愛知県外で取材をしていることが多い僕は、「休みの日」ぐらいは妻と一緒に過ごしたいので「平日は働いて、休日はゴロゴロしたり出かけたりしてリフレッシュ」している。まるで会社員だ。

一日の生活リズムまで変わってしまった。以前は昼過ぎに起きて早朝に寝床についていたのに、現在は夜11時ごろには寝て朝7時には目が覚める生活。完全に会社員だ。

生活を規則正しくして(というか多勢に合わせてみて)感じることがいくつかある。一つは、比較的健康になって生産性が向上すること。

以前の僕は寝つきが悪くて「いろんな不安を抱えているのが不眠の原因だ。オレは悩み深き人間なのだ」と思っていたが、朝ちゃんと起きるようにしたら夜すんなり眠れるようになった。不安だから眠れないのではなく、寝つけない退屈さから不安を作り出していたに過ぎない。バカバカしい……。

便通の改善や肩こり・首こりの軽減など、体調も良くなった気がする。夜は眠くなるので明け方までは働けなくなったが、中長期的に見れば仕事に集中できる時間が長くなったと思う。多くの人がやっている習慣にはそれなりの効用があるのだと初めて知った。

もう一つ気づいたのは、カレンダー通りに活動しても混雑や行列を避けるすべはあること。「席を予約しておく」「朝一番に行く」「大人気ではなくマイナー人気のところを選ぶ」などの工夫をすれば、ストレスなく過ごすことができる。多くの人が動く時間帯には客引きのための割引サービス(モーニングサービスなど)もあり、意外とお得だったりする。

今朝の読売新聞によれば、年末年始(今月23日~1月3日)の旅行者数は1969年以来、国内海外旅行ともに過去最高になる見通しだという。海外では東南アジアに行く人の伸びが大きく、摩擦が報じられている中国と韓国への旅行者数は横ばいもしくは減少らしい。中韓旅行のチャンス、だ。

国内旅行ならばどこがいいだろう。狙い目は「避暑地」だと思う。夏場は人気だけど冬は雪と氷に閉ざされてしまう場所にあるホテルや旅館。電車もすいている気がするし、特別割引や最寄りの新幹線駅からの送迎サービスを実施しているかもしれない。とんでもなく寒い場所の暖かく快適な屋内でのんびりするのも悪くない気がする。

フリーライター

僕は1976年生まれ。40代です。燦然と輝く「中年の星」にはなれなくても、年齢を重ねてずる賢くなっただけの「中年の屑」と化すことは避けたいな。自分も周囲も一緒にキラリと光り、人に喜んでもらえる生き方を模索するべきですよね。世間という広大な夜空を彩る「中年の星屑たち」になるためのニュースコラムを発信します。著書は『人は死ぬまで結婚できる』(講談社+α新書)など。連載「晩婚さんいらっしゃい!」により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。コラムやイベント情報が読める無料メルマガ配信ご希望の方は僕のホームページをご覧ください。(「ポスト中年の主張」から2017年3月に改題)

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