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【ジャズ生】NYのリズム最前線を新作に込めて|アリ・ホーニグ・クァルテット@丸の内コットン・クラブ

富澤えいち音楽ライター/ジャズ評論家

“ジャズの醍醐味”と言われているライヴの“予習”をやっちゃおうというヴァーチャルな企画“出掛ける前からジャズ気分”。今回は、ニューヨークを拠点に活動するドラマーのアリ・ホーニグ率いるクァルテットの公演。

※1/26公演キャンセルのお知らせ

アメリカ東海岸の大雪の影響で、1/26公演キャンセルというアナウンスがありましたので、お知らせいたします。

<アリ・ホーニグ・カルテット: 1.26.tue 公演キャンセルのお知らせ>

平素よりコットンクラブをご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。アリ・ホーニグ・カルテット公演(2016. 1.26.tue- 1.29.fri)におきまして、1.26.tueの1st showと2nd showの公演は、米国東部の大雪によるフライト欠航により来日が難しく、急遽公演の実施を断念せざるをえない状況となりました。公演を楽しみにしていた皆様には、誠に申し訳ございません。

1.27.wed- 1.29.friの公演につきましては、予定通り行います。

※1.26.tueの1st showと2nd show をご予約いただいた皆さまには順次、

メールとお電話でご連絡を差し上げます。

※ご不明の点がある場合は、お電話にてお問い合わせいただきますようお願い申し上げます。

CALL: 03-3215-1555

2016年1月25日

コットンクラブ

出典:丸の内コットンクラブ

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画像

アリ・ホーニグが自らのバンドを率いて、4年連続で丸の内コットン・クラブへ登場する。

彼の名前を最初に耳にしたのは、彼がジャン=ミシェル・ピルクのバンドのメンバーだったから、10年以上も前のことになる。そのころは「アリ・オエング」とか「アリ・ウニッグ」とか表記されていたようだが、坂道を転がるボールのように加速していくピルクのピアノの行方を、すべて予測しているかのように先回りして受け止め、メロディに厚みを加える希有なドラミングが記憶に残っている。

今回は、来日ステージではおなじみのイギリス出身のベーシスト/オーランド・レ・フレミング、シャイ・マエストロに替えて同じくイスラエル出身の若手ピアニスト/エデン・ラディンを起用したトリオに、アルバムにも参加している注目のサックス奏者/ティヴォン・ペニコットを加えたクァルテットで、2016年1月にリリースしたばかりの新作『The Pauper and the Magician』をステージにて再構築してくれるとのこと。楽しみだ。

では、行ってきます!

●公演概要

1月26日(火)〜29日(金) 1st 開場17:00/開演18:30 2nd 開場20:00/開演21:00

会場:コットンクラブ(東京・丸の内)

出演:アリ・ホーニグ(ドラム)、ティヴォン・ペニコット(サックス)、エデン・ラディン(ピアノ)、オーランド・レ・フレミング(ベース)

♪ARI HOENIG QUARTET : COTTON CLUB JAPAN 2016 trailer

♪Ari Hoenig- Birdless (2004)

音楽ライター/ジャズ評論家

東京生まれ。学生時代に専門誌「ジャズライフ」などでライター活動を開始、ミュージシャンのインタビューやライヴ取材に明け暮れる。専門誌以外にもファッション誌や一般情報誌のジャズ企画で構成や執筆を担当するなど、トレンドとしてのジャズの紹介や分析にも数多く関わる。2004年『ジャズを読む事典』(NHK出版生活人新書)、2012年『頑張らないジャズの聴き方』(ヤマハミュージックメディア)、を上梓。2012年からYahoo!ニュース個人のオーサーとして記事を提供中。2022年文庫版『ジャズの聴き方を見つける本』(ヤマハミュージックHD)。

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