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【JAZZ LIVE】田中邦和×林正樹 Double Torus LIVE@万世橋タナフクモリ

富澤えいち音楽ライター/ジャズ評論家

“ジャズの醍醐味”と言われているライヴの“予習”をやっちゃおうというヴァーチャルな企画“出掛ける前からジャズ気分”。今回は、田中邦和と林正樹のデュオ・ユニット“Double Torus”のステージ。

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Double Torus@フクモリmAAch ecute神田万世橋店タナフクモリ
Double Torus@フクモリmAAch ecute神田万世橋店タナフクモリ

Double Torus(ダブル・トーラス)は、サックスの田中邦和とピアノの林正樹によるデュオのライヴに付された名称だ。このデュオの結成は2007年。ライヴを積み重ねながら、この2人ならではの“間合い”と“音楽観”を練り上げ、2012年にライヴ録音を行なってアルバム『Double Torus』をリリースしている。

アルバム・タイトルにもなっているDouble Torusとは、“2つの円環”の意。8の字型に連なった中空のドーナツのイメージだろうか。思念を内包した2つの円環が合体し、無限大のループを描きながら、外界との境界域を徐々に曖昧にしていく……というニュアンスが込められているように感じる。

文化発信の新拠点に並べられるデュオというプロダクツ

今回のライヴが行なわれるのは、東京・神田の万世橋をリニューアルして開設されたmAAch ecute(マーチ・エキュート)内にある「フクモリ神田万世橋店」の、「タナフクモリ」という雑貨スペースを借りて設けられたステージ。

「タナフクモリ」は、東神田周辺のプロダクツ紹介を目的としたmAAch ecuteのコンセプトに賛同し、エリアを東神田から東東京、そして東北へと拡張して、いろいろなプロダクツを揃えているというショップ。「タナ」はプロダクツを並べる「棚」を意味している。

その母体となっている「フクモリ」は、山形にある有名な3つの旅館(湯の浜「亀や」、天童温泉「滝の湯」、かみのやま温泉「葉山館」)のノウハウと山形の食材を融合させたメニューで楽しませてくれるというコンセプトの「カフェ兼食堂」を営んでいるスペースだ。

新たな文化発信拠点で催される刺激的な“音楽”というプロダクツが並べられる「タナ」では、どんな発見があるのだろうか。楽しみにしたい。

では、行ってきます!

●公演概要

9月15日(火) 開場19:00/開演19:30

会場:フクモリ mAAch ecute 神田万世橋店 タナフクモリ(東京・神田)

出演:田中邦和(サックス)、林正樹(ピアノ)

♪田中邦和&林正樹 『Double Torus』CM

音楽ライター/ジャズ評論家

東京生まれ。学生時代に専門誌「ジャズライフ」などでライター活動を開始、ミュージシャンのインタビューやライヴ取材に明け暮れる。専門誌以外にもファッション誌や一般情報誌のジャズ企画で構成や執筆を担当するなど、トレンドとしてのジャズの紹介や分析にも数多く関わる。2004年『ジャズを読む事典』(NHK出版生活人新書)、2012年『頑張らないジャズの聴き方』(ヤマハミュージックメディア)、を上梓。2012年からYahoo!ニュース個人のオーサーとして記事を提供中。2022年文庫版『ジャズの聴き方を見つける本』(ヤマハミュージックHD)。

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