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出掛ける前からジャズ気分:竹内 直 カルテット アルバム『セラフィナイト』発売記念ライヴ

富澤えいち音楽ライター/ジャズ評論家

●公演概要

5月14日(火)開場17:30/開演19:00&21:00

会場:横浜MOTION BLUE YOKOHAMA

出演:竹内 直(サックス)、片倉真由子(ピアノ)、井上陽介(ベース)、江藤良人(ドラム)

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竹内 直 カルテット アルバム『セラフィナイト/ライヴ アット モーション・ブルー・ヨコハマ』発売記念ライヴ

Seraphinite Live at Motion Blue yokohama
Seraphinite Live at Motion Blue yokohama

間近で浴びたいジャズを挙げろと言われたら、間違いなくベスト3にふさわしいのが竹内直のサウンドだと思っています。

最新作『セラフィナイト』は、2012年7月にモーション・ブルー・ヨコハマで行なわれた竹内直カルテットのステージを収めたもの。まさに”間近で浴びたいジャズ”がそのままパッケージされたアルバムということで、ボクも強力にプッシュしているのですが、そのアルバムが今度はナマのステージで再現されるわけです。

ライヴを収めたアルバムのリリース記念ライヴを収録した場所で行なう――というのは「屋上屋を架す」みたいだからどちらか片方でいいんじゃないの? なんてチラッとでも思ったとしたら、まだまだ自分はライヴの楽しみ方を極めてないなぁと深く反省してください。

ストレート・アヘッドなジャズから前衛的なパフォーマンスまでをシームレスに行き来するプレイで、これまでエルヴィン・ジョーンズ、フレディ・ハバード、山下洋輔、森山威男、板橋文夫ら名だたるジャズ・プレイヤーたちと共演を重ねてきた孤高のサックス奏者、竹内 直。これまでに9枚のアルバムをリリースし、そのどれもが高い評価を得るなど、現在では日本のジャズ、前衛音楽シーンになくてはならない存在としてその地位を揺るぎないものとしている。今回は、昨年7月の当店出演時の模様をレコーディングしたニュー・アルバム『セラフィナイト』のリリース記念ライヴ。いずれも国内外で高い評価を得る片倉、井上、江藤というトリオを従え、王道ともいうべきジャズ・サウンドを存分に楽しませてくれるだろう。

出典:NAO TAKEUCHI QUARTET Album "Seraphinite / Live at Motion Blue yokohama" Release Live|MOTION BLUE YOKOHAMA

♪竹内直『Kokiriko』吉祥寺サムタイム 2011.2.16

では、行ってきます!

音楽ライター/ジャズ評論家

東京生まれ。学生時代に専門誌「ジャズライフ」などでライター活動を開始、ミュージシャンのインタビューやライヴ取材に明け暮れる。専門誌以外にもファッション誌や一般情報誌のジャズ企画で構成や執筆を担当するなど、トレンドとしてのジャズの紹介や分析にも数多く関わる。2004年『ジャズを読む事典』(NHK出版生活人新書)、2012年『頑張らないジャズの聴き方』(ヤマハミュージックメディア)、を上梓。2012年からYahoo!ニュース個人のオーサーとして記事を提供中。2022年文庫版『ジャズの聴き方を見つける本』(ヤマハミュージックHD)。

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