パソコンは毎年3回程度の商戦期があり、新しいモデルが登場する。今年も春の商戦期である3月~4月にかけて、新しいモデルが登場した。だが、これらの製品は見送り、夏の商戦期(6~7月頃)に購入することをおすすめする。

 最大の理由は、インテルの新しいCPUを搭載する製品が出てくることだ。一般的なユーザーに人気のモバイルノートの新製品はインテルの第11世代のCPUを採用していた。これでも高速なのだが、いよいよ次のモデルである第12世代のCPUを搭載したモデルが、夏頃には出そろってくるはずだ。

 ノートパソコンのインテル製CPUは、第8世代、第10世代、第11世代と進化してきたのだが(第9世代はスキップ)、これまでは順調な性能アップだった。ところが、AMDのRyzenの性能アップが著しく、インテルは徐々に旗色が悪くなってきた。

 そこで、大きく性能を向上した第12世代が投入されるわけだ。つまり、大幅な性能アップがこの夏に見込めるわけだ。すでに、ゲームやクリエーター向けのノート用CPUは第12世代がリリースされているが、その性能は大きく向上している。

 それがわかっていて、今パソコンを買うのは少々厳しいものがある。

ゲームやクリエーター向きのインテル第12世代CPUはおどろくほどの性能だ
ゲームやクリエーター向きのインテル第12世代CPUはおどろくほどの性能だ

型落ちも値下がりの可能性が

 そこまでの高性能が不要だから、手ごろな価格の製品が欲しい――という方でも7月頃まで待った方がいいと考える。今最新の第11世代のモデルが、夏頃になって売れ残っていれば値下がりする可能性が大きいからだ。

 また、第11世代では性能がいま一歩だったCore i5やCore i3のモデルが、第12世代では十分なパフォーマンスを発揮する可能性も高い。つまり、第12世代で中堅モデルのCore i5は、第11世代の上位機であるCore i7と同等か勝る可能性もあるのだ。すると、例年とは違った値下がりが起きるかもしれない。

 少なくとも、市場に第12世代のCPUを搭載したモデルがある程度出そろう7月頃になれば、その傾向が見えてくるだろう。焦って購入する必要がない方は、待つことをおすすめしたい。

価格的には微妙だ

 現在登場しているクリエーターやゲーム向きのインテル第12世代CPU搭載モデルは、特別に高いわけではない。また、海外で発表されているインテル第12世代搭載のパソコンも価格は妥当で、大きくは値上がりしていない。

 国内でも、魅力的な価格で登場するだろうし、第11世代の値下がりも期待できそうだ。ただし、ここへきて急速な円安が進んでおり、それが理由で価格は上がってしまう可能性もある。ここは、パソコンメーカーの思惑とは別の話なので、不透明感がある点は否めない。

 これからパソコンを買おうと考えている方は、このあたりも見極めて購入すると良いだろう。※写真はすべて著者撮影