無料オフィスの超進化に見るアプリをインストールしない時代の到来

Web上で使えるOfficeアプリが「Office Online」だ

インストールなしでアプリが使える時代に

パソコンやスマホがインターネットにつながっているのが当たり前になって久しい。大手ITメーカーは、クラウドストレージ等の「クラウドサービス」に力を入れて、ユーザーを獲得しようとしている。マイクロソフトのMicrosoft 365、AppleのiCloud、GoogleのGoogle Workspaceなどだ。コンシューマ向け、ビジネス向けを問わず、そろそろクラウドサービスが主戦場になるはずだ。

これらのクラウドサービスは、コロナ禍で一気に数を伸ばしていくると予想される。在宅勤務では、会社のサーバーにVPNで接続するのが安全なのだが、そもそも社員全員がアクセスするような使い方はあまり想定されていない。ネットワークが細く「遅くて使えない」という声が多いのだ。

そこで、大手IT企業のクラウドサービスを導入する企業が増えてくることは、想像に難くない。特に、自社のサーバーがなく、小回りのきく中小企業ほど活発に利用されることだろう。

OfficeOnlineの進化に驚く

データをクラウドに置くだけでなく、アプリケーションもブラウザー上で利用できる未来が迫っている。

最近、アップデートされたWeb版のMicrosoft Office(以下OfficeOnline)を利用して、そのレスポンスの良さに驚いた。ブラウザー上で使えるExcel、Wordなどのアプリなのだが、スクロールなどの動作がとても快適なのだ。

特に重い作業さえしなければ十分に実用的なレスポンスに進化したと言えるだろう。機能はデスクトップ版に較べると限られるのだが、インストールさえ不要なのは素晴らしい。手軽に使えるので、ぜひ試してみていただきたい。きっと、そのレスポンスに驚くはずだ。

なお、動作速度のわかる動画は、こちらでも確認いただける。

ブラウザー上で動くExcel Online。画像はすべて著者撮影。
ブラウザー上で動くExcel Online。画像はすべて著者撮影。

近い将来、すべてのパソコンはChromebookのようになっていくことは間違いなさそうだ。パソコンを買い換えても大量のアプリをインストールする必要すらなく、ログインするだけで利用できる仕組みは、使ってみると正しいと感じられる。

ハードウエアと利用者を紐付けるのではなく、IDと利用者のみで常に同じ環境で作業ができるようになる未来だ。

テレワークにはとても向いているし、企業としても管理がしやすい。転職や退職してもIDを削除すれば、データの持ち出しは防げる。万一パソコンなどをなくしたり、盗まれたりしてもIDを止めるだけでいい。

テレワークでもデバイスに縛られず、すぐさま仕事に取りかかれるのだ。こんな、クラウド化は新型コロナウィルスの影響で加速していくことだろう。