5Gスマホを買ってはみたものの

購入した5GスマホのGalaxy S20+。写真は著者撮影です

 大手キャリアがこぞって5Gをスタートし、この夏モデルの上位機はほぼすべて対応をうたっている。僕も早速、Galaxy S20+の発売を待って手に入れたので、今回は、実際に使った感想などを紹介していこう。

 今回は、NTTドコモで契約した。その理由は後述するが、契約体系が妥当だったから選択したのだ。

 Galaxy S20+は、素晴らしい完成度の製品で、特にディスプレイの明るさと美しさには感激した。しかも、解像度を落とせば、画面の書き換えの高速駆動も可能でテキパキと気持ちよく操作できる。さらに、実用的な30倍ズームを備えており、まさにハイエンドモデルらしい構成だ。

5Gはリリースしたと言えるのか?

 製品としては満足しているのだが、5Gには落胆した。これまでにも各種の連載や動画でも触れているが、とにかく、利用できるエリアが少なすぎる。しかもオリンピックを意識したスポーツ施設が多いのだが、延期された今となっては、そこに出かけることはほとんどない。7月からいくつかのJRの駅で導入されるが、それも“点”にすぎない。

 しかも、今後の展開をチェックしても、少しずつ増えていくだけだ。この調子だと、都心部に外出して移動中の3割くらいのエリアで5Gに接続できるようになるのにも、2~3年はかかりそうだ。状況は他のキャリアでもさほど変わらない。とてもじゃないが、大々的に5Gスタートと銘打ち、製品をリリースできる規模とは思えないのは、僕だけではあるまい。

 実際にはテストで5Gを利用し、その速度には舌を巻いたので大いに期待しているのだが、エリアの拡充は遅々として進まない印象である。

 はっきり言って、いま5Gを契約する価値はほとんどないのだ。なお、5Gをテストした動画はこちらで公開している。

5G(右)はつながれば超高速だ
5G(右)はつながれば超高速だ

5Gギガホを選択した理由

 それでも、僕は、NTTドコモの「5Gギガホ」の契約を選択したのは、データ量無制限キャンペーンが魅力だったからだ。このキャンペーンにより、4Gでも無制限に利用できる。

 割引などがなければ、7650円(月額)と安くないが、パソコンでのテザリングも可能なので、クラウドサービスを多数利用している僕としては、非常に魅力的なのだ。

 もちろん、外出先でのテレビ会議が安定して利用できるはずで、こちらも大いに嬉しいポイントだ。結局、5Gはほとんど接続できず、単なる4Gの使い放題で納得している。

 とはいえ、実は、いまだにほとんど使えていない。新型コロナウイルスの影響により打ち合わせなどは少なく、事務所内で仕事をする時間が非常に多くなっている。ようやく自粛も解除されたので、徐々に出先での仕事の機会も増えてくるだろう。

 期待して買っても、ほとんど使えない5Gには拍子抜けでしかないが、高速なNTTドコモの回線が使い放題でこの料金なら悪くないと思うのだ。

 5Gが普及しても、通信が速すぎるために本来の容量である100GBではまったく足りないので、使い放題の永続を望みたいところだ。

※写真はすべて著者撮影です