小米(Xiaomi)上陸の狙いは5Gなのか?

マスコミ関係者等でごった返した日本参入の発表会。※写真はすべて著者撮影

 小米が、いよいよ日本に上陸した。発表会に参加したのだが、ものすごい人でごった返していた。最近まれに見る混雑ぶりで、関心の高さがうかがえた。

 創業9年で世界4位のスマホメーカーに上り詰めたのは、製品のコスパの高さあってこそだ。なにしろ、「ハードウェアの利益は5%を超えない」と公言しているのだから、確かに割安なものが多い。

 日本以外には各国で売られており、自社ショップの「Mi Store」を展開している国も多い。台湾の同ストアを何度か訪れているが、スマホ以外の家電や鞄などの品揃えが多いことに驚かされる。すでに、スマホだけのメーカーではないのだ。

 今回、日本でもスマホ以外の炊飯器やキャリーバッグも販売するという。実際に海外で鞄をいくつか購入して使っているが、個人的な感想としては、かなりばらつきがあると思う。キャリーバッグは、確かに価格以上の質感や完成度を感じられる。しかし、日本円で500円程度のリュックサックは、特に割安とも思えない。価格が安くお土産にもいいのだが、明らかにチープだ。他にも、サングラスや折りたたみ傘など、それほどコスパが良いとは思えないものも散見される。

 日本でも、ブランド品でなければ似たような価格とクォリティのものは、少なからず見つかるはずだ。

鞄を購入して使っているが、コスパにばらつきが感じられた
鞄を購入して使っているが、コスパにばらつきが感じられた

スマホのコスパは高い

 今回目玉として発表されたスマホは「Mi Note 10」(6万1675円)と「Mi Note 10 Pro」(7万1993円※どちらも税込み)。カメラが素晴らしく、十分にお買い得で、現在はアマゾンで予約を受け付けている。

 このタイミングで小米が参入したのは、来年始まる5Gを見据えてのことだというアナウンスがあった。また、割安感のある製品で日本市場を変えようという意気込みも聞かれた。ただ、個人的には、ちょっと裏読みをしてしまった。

 ファーウェイのスマホが、日本市場ではほぼ終了になる公算が強く、そのシェアを取りに来ているように思えてならないのだ。

 小米には、さほどカメラにこだわっていないが、高性能で割安なモデルや、性能はホドホドだが、価格がかなり安い製品など、製品の機種数は非常に多い。その中から、今回日本に展開するモデルは、1億800万画素という、とんでもないスペックのカメラを採用し、性能は中級クラスに抑えている。

 カメラにこだわったファーウェイの中・上位モデルに魅力を感じるユーザーにとっては、とても気になる製品だ。毎年秋にファーウェイのMate Proシリーズが販売されてきたが、今年は投入されていないからこそ、よけいにそう感じてしまうのだ。