55歳でYouTubeを始めたら人生が少し楽しくなった

チャンネル登録は3000名を超えた。見ていただいている方に感謝しきり

 雑誌が壊滅したために、物書きが本業ながらYouTubeを始めた記事をアップした(雑誌壊滅。50代でYouTubeを始めてわかったこと)。今回は、その後の顛末を中間報告としてお伝えしたい。

 若者がクローズアップされがちなユーチューバーだが、オジサン、オバサンやさらに上の世代でも問題なくはじめられて、しかも楽しいということを、強くお伝えしたい。

 2019年の4月11日に1本目の動画をアップしてYouTubeを始めたわけだが、10月26日時点で、チャンネル登録は3480名に到達した。この数が、他と比べて多いのか少ないのかはよくわからない。というのも、調べても指針や目安がないからだ。とはいえ、個人的な計画は、いまのところ大幅に上回っている。

 皆さんが気になるであろう収入は、現在の所、一般的な初任給の1/3程度だ。これも、計画は上回っていて、「2020年の冬に月10万円をキープしたい」という目標は十分にクリアできそうだ。

 老後の資金が2000万円足りないと言われているが、YouTubeやブログなどで足しにすることは十分にできると確信した。これから、50代、60代の方がYouTubeを始めても、まったく遅くない――と、自分自身で実感できたのがとても大きい。リスクのある投資より、ありあまる時間を活かして動画やブログの記事を書いた方が、よっぽど確実だ。大きな収入を得るのは難しいが、月に3~5万円程度なら十分実現できるはずだ。

 若年層から30代あたりまでは、すでにYouTubeを見ている人が多く、市場としては熟成しつつある。だが、40~70代の人たちはこれからYouTubeを見るケースが増えるはずだ。同年代として、感情移入してもらえそうなコンテンツを作れるのが大人の強みだ。

人気の動画は9万回再生を超えた(下段)。上段の人気のない動画は残念だが今後に期待だ!
人気の動画は9万回再生を超えた(下段)。上段の人気のない動画は残念だが今後に期待だ!

YouTubeが楽しい理由

 実際にYouTubeを始めて気付いたのが、まるで投資の値動きを見るような楽しさがあることだ。動画の視聴数は1分ごとにリアルタイムで反映される。

 自信を持ってアップした動画が全然ウケなかったり、「内容が薄いかな」と思いつつアップした動画がやけに伸びたりする。この、予測があまりあてにならない具合が投資に似ていて楽しい。

 自分なりにウケた動画を分析して次に繋げられるのも非常にやりがいがある作業だ。これまでに、70本の動画をアップしたのだが、30本ほどが、28時間以内に100回以上再生されている。つまり、人気の高い動画以外も、着実に収入につながっていくのだ。それぞれは、微々たるものだが積み上がっていくとある程度の価値になるだろう。これも、チェックしていて非常に楽しい。

 ただし、継続力がない人には向かないと思う。派手に思えるYouTubeだが、地道に着々と動画をアップしていくしか成功にはつながらないのだ。

 この間、ご覧いただいた方から色々な仕事の話をいただいた。中でも驚いたのが、僕の本業たる「本を書いて欲しい」とうご依頼だった。新米ユーチューバーが本を書くのはおこがましいのだが、中高年向きには最適だというご依頼だった。まあ確かに、そんな内容ならということで、執筆させていただきすでに発売されている(15秒から始めるウケる スマホ動画入門)。

 僕は見ている方から、お叱りや激励をいただきつつYouTubeのやり方を教えてもらった。カメラやマイクもアドバイスに従って手に入れて、ずいぶんまともになってきたと思う。こんな素敵な誰でもがんばるだけで結果が出せる媒体は、他にはなかなかないだろう。出版社に営業に回った20代を思い出すと、世の中も変わったものだと実感する。本をお読みいただければそのあたりの顛末も詳しく書いている。だが、僕の本を読まなくても、がんばって動画をアップし続けて、見ている方にご意見をいただくだけでも、着実に結果は上がっていくはずだ。