直射日光下で見やすいスマホはどれ?

スマホの新モデルを比較。明るい屋外で見やすい製品を探した

 スマホの品質は日増しに向上している。ディスプレイの主役は液晶から有機ELに変わり、パキッとした美しい表示がとても美しい。新製品のスマホなら、どれを選んでもディスプレイの見やすさでガッカリすることは少ないだろう。もちろん、差はあるのだが普通に使うぶんには、格安モデルでさえ満足できる表示性能を持っている。

 ところが、明るい夏場に屋外で使おうと思うと、機種ごとの差が大きくなる。明るい屋外では輝度を目一杯上げても画面の内容が見えないこともある。写真撮影のプレビューで人の顔がよく見えなかったり、地図がわかりにくいなど、屋外でスマホを使おうとして、画面が暗くて見えないために苦労した経験がある人は少なくないだろう。

 ということで、今回は人気の最新モデルの明るさを比較するテストを行ってみた。取り上げたモデルは以下の通り。この夏モデルの人気機種(主に上位モデル)と、iPhone XS Maxだ。iPhoneは発売時期が異なるので、昨秋の製品になる。

今回比較する5モデル※各社のスペックより
今回比較する5モデル※各社のスペックより

室内ではどれも十分に明るく見やすい

 今回のテストでは、画質や色合いはさておき、見やすいかどうかを評価のポイントにする。テストするのは、ディスプレイに有機ELを採用する上位モデルのiPhone XS Max、Galaxy S10、Xperia 1。この3台を室内で見るとどれも明るく、特にiPhone XS Maxは明るさ比較の基準モデルとして筆者がよく並べているが、まず負けたことがない。

 続いて、液晶ながら明るさや美しさに注力するAQUOS R3だ。「液晶のシャープ」が、意地を発揮するモデルで、次世代のIGZOを採用している。

 また、参考モデルとしてHUAWEI P30 liteも用意した。こちらは格安モデルの代表選手としてどの程度違いがあるかをチェックするわけだ。

 なお、撮影前に明るさの自動調整をオフにしたり、ブルーライトカットなど各モデルの独自モードを無効にした。AQUOS R3は、屋外で輝度を上げる「アウトドアビュー」モードを搭載しており、これはオンにした。

 室内での明るさ比較では、どれも十分な明るさだが、iPhone XS Maxが頭一つ抜けている。とはいえ、実際にはどのモデルも最高輝度で使うことはまずない。室内での利用では、すべてのモデルで最高輝度はオーバースペックと言っていいだろう。

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屋内ではどの製品も十分明るい
屋内ではどの製品も十分明るい

直射日光下で見やすい3台はこれだ

 続いて、明るい屋外の日陰に持ち出して比較したところ、iPhone XS Max、Galaxy S10、AQUOS R3が明るかった。また、比較するとやや暗いがXperia 1も十分だ。これらのモデルは明るい屋外でも日陰なら最高輝度に設定する必要はなさそうだ。驚くのは室内よりも明らかにAQUOS R3が明るくなったことだ。実は、最高の明るさは800ニトほどだが、普段明るすぎるために全力を発揮していないのだ。ちなみに、iPhone XS Maxは625ニトだ。

 P30 liteは最高輝度にすれば、まあ普通に使えた。明るさは十分だが余裕はない感じだった。

 さて、ついに直射日光下に持ち出してみたところ、iPhone XS Max、Galaxy S10、AQUOS R3がホドホドだった。ただ、さすがに夏の直射日光下では、どの製品も見やすいとは言えず、もっと明るくてもいいと感じた。3台は甲乙付けがたく、Xperia 1はもう少しがんばって欲しいところ。さすがにP30 liteは見づらく感じる。格安モデルとしては非常に明るく美しいディスプレイだが、直射日光下では有機ELにはかなわない。

 なお、今回掲載した写真は動画から静止画として切り出している。カメラでは思い通りに撮影できなかったのが理由だ。また、最近はYouTubeを活用する機会も増やしており、より見た目にわかりやすいように、以下のリンクで比較実験をしている。

人気スマホの明るさ比較!! 真夏に見やすいのはどれだ?

 テスト中も、本体の温度が上がると暗くなっていく。真夏に快適に使いたいなら、少しでも明るいモデルを手に入れて、写真撮影などの際には手早く済ませるのがコツといえるだろう。

 すでに使っているスマホは、屋外では輝度最大限に上げて使うのが基本だ。ただし、バッテリーが減るので屋内では適切な明るさに戻す必要がある。自動調整を設定しておけばこの手間は解決する。メーカーとしては、対策は用意しているわけだが、そもそもの最高輝度が暗いと、見づらさは変わらない。やはり、これから買うなら明るい製品がおすすめだ。※文中の画像は著者の撮影です。

明るい屋外の日陰でチェック。こちらでもどの製品も見やすかった
明るい屋外の日陰でチェック。こちらでもどの製品も見やすかった
直射日光下の様子。どれも見やすいとは言えないが、かなり差が付いた。
直射日光下の様子。どれも見やすいとは言えないが、かなり差が付いた。