改めて考える、絵文字から見る世界

「ぴえん」ともいわれる絵文字。

冒頭の絵文字は、コロナ禍で改めて話題になっている「ぴえん」。ちょっとした悲しさや、うれしさで泣きそう、泣いている、といったこぢんまりとした感情を表現している絵文字です。Unicodeでは「Pleading Face(訴えかける顔)」として登録されています。

日本で生まれた絵文字は、すでに世界中で絵文字が使われるようになっており、Emojipediaでは、最近使われている絵文字を集計し、ウイルスの絵文字やマスクを付けている顔の絵文字、石けんの絵文字などの利用が増えていると言います。

[https://blog.emojipedia.org/spread-of-the-coronavirus-emoji/
[https://blog.emojipedia.org/spread-of-the-coronavirus-emoji/

]https://blog.emojipedia.org/spread-of-the-coronavirus-emoji/

そもそも、こうした集計が成立すること自体、絵文字が「非言語の表意文字」という非常に希な存在になっていることの現れではないか、と思います。ちょうど世界中の人が現在の絵文字を使い始めたのは2011年で、私が米国に移住した年でした。ほぼ10年遅れで、米国を含む世界中の人が、絵文字という新しい文字と出会ったのです。そのグローバル化の過程で、いまもなお、「収録している文字が日本過ぎる」という指摘もあります。

例えば自動車の初心者マークや、幼稚園バッジは、日本人なら一発で分かりますが、日本人以外にとってはそういうわけにはいきません。

米国に住んでいる頃、同じアパートの隣人に「この葉っぱみたいな絵文字はどういう意味?」とか「これってなに?豆腐が燃えてるんだけど」と質問されていました。いや、これはチューリップの名札で、白い部分に名前を書くんだよ、と説明しても、幼稚園の文化自体が違うと、なかなか納得してもらえないこともあるわけです。

ただ、絵文字が日本文化過ぎることは、個人的には「こういうのがクールジャパンというのではないか」と思うのですが、どうでしょうか。

絵文字からEmojiへ

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米国カリフォルニア州バークレー在住の松村太郎が、東京・米国西海岸の2つの視点から、テクノロジーやカルチャーの今とこれからを分かりやすく読み解きます。毎回のテーマは、モバイル、ソーシャルなどのテクノロジービジネス、日本と米国西海岸が関係するカルチャー、これらが多面的に関連するライフスタイルなど、双方の生活者の視点でご紹介します。テーマのリクエストも受け付けています。

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