哀れなピエロがまた見え透いた嘘を言う

フーテン老人世直し録(69)

弥生某日

 猪瀬前東京都知事が公職選挙法違反で略式起訴され、裁判所から罰金50万円の略式命令を受けた。スピード違反をして罰金を納めるのと同程度の処分である。

 本人は記者会見を行い、「許されるなら、再び作家として大きな志を持って仕事がしたい」と呆れ返る発言をした。見え透いた嘘をつき続けた人間が作家に戻れると考えているらしい。

 猪瀬氏はこの日の会見でも全く信用できない発言を繰り返した。何のためにそうなるかと言えば権力にすり寄り、権力の都合に従って身を守ろうとするから嘘だらけの発言になる。

 フーテンはこの人物を大悪人とは思わない。政治も知らずに権力をもてあそび政治に裏切られた哀れなピエロだと思う。大悪人が作家になるのなら作品を読んでみたい気もするが、哀れなピエロの作品などフーテンは全く興味がわかない。

 フーテンが事件当初から指摘しているように、これは検察が徳洲会マネーに切り込もうとした事件ではない。猪瀬前都知事を辞めさせるためだけに仕組まれた事件である。東京オリンピックの招致が決まった時点で、安倍政権にとって猪瀬東京都知事は邪魔者になった。それは森元総理を東京五輪組織委会長にするためである。

 猪瀬氏は自分が招致活動の先頭に立って成功させたという身の程知らずの自負心を持ち、そのために東京五輪組織委会長は自分が就任すべきと考えた。それに森元総理が激怒し、安倍総理に圧力をかけた。そこから事件は始まったとフーテンは見ている。

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「フーテン老人は定職を持たず、組織に縛られない自由人。しかし社会の裏表を取材した長い経験があります。世の中には支配する者とされる者とがおり、支配の手段は情報操作による世論誘導です。権力を取材すればするほどメディアは情報操作に操られ、メディアには日々洗脳情報が流れます。その嘘を見抜いてみんなでこの国を学び直す。そこから世直しが始まる。それがフーテン老人の願いで、これはその実録ドキュメントです」

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1969年TBS入社。ドキュメンタリー・ディレクターや放送記者としてロッキード事件、田中角栄、日米摩擦などを取材。89年 米国の政治専門テレビC-SPANの配給権を取得。日本に米議会情報を紹介しながら国会の映像公開を提案。98年CS放送で「国会TV」を開局。07年退職し現在はブログ執筆と政治塾を主宰■オンライン「田中塾」の第一回日時:9月27日(日)午後3時から4時半まで。ご自宅のパソコンかスマホでご覧いただけます。日本と世界の動きを講義し,質問を受け付けます。会員制ですのでhttps://bit.ly/2WUhRggまでお申し込みください。今入会なら会費2回分無料。録画でも視聴できます。

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