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山本彩 豪華アレンジャーと「15の夜」他を、一夜限りのセッション&憧れの女優・大空ゆうひとホンネ対談

田中久勝音楽&エンタメアナリスト
写真提供/BS-TBS

シンガー・ソングライター山本彩。その意志の強さを感じさせてくれる瞳が印象的な、美しく凛としたルックスは、まさに彼女の歌にも通じるものがある。彼女の強く繊細な歌が、3人のアレンジャーとスーパーバンドとのセッションで、より輝きを増して伝わってくるのが『Sound Inn S』(BS-TBS)だ。

尾崎豊の「15の夜」をこの日限りのアレンジでカバー

佐々木貴之×山本彩
佐々木貴之×山本彩

1曲目は「母が尾崎豊さんの大ファンで、家や車の中でよく聴いていました」という尾崎豊「15の夜」(1983年)をカバー。アレンジは、様々なアーティストのレコーディングやライヴに引っ張りだこの人気ギタリスト佐々木貴之。「誰もが知っている曲なので、あえて女性らしさを入れることでどんな化学反応が起きるのかを意識した」(佐々木)という、ストリングスが美しいアレンジのサウンドに乗せ、ひと言ひと言を情感豊かに表現。「原曲の力強さに、大人っぽい女性らしい感じもして、いいですね」と、この日限りのアレンジを、目を輝かせながら絶賛していた。

島田昌典×山本彩
島田昌典×山本彩

2曲目は、昨年発売したソロアーティストとしての1stシングル「イチリンソウ」を披露。アレンジは島田昌典。アイドルグループNMB48を卒業し、ソロアーティストとして力強い一歩を踏み出した彼女の姿が投影されている作品だ。美しいメロディラインをより強調した疾走感あふれるアレンジが、凛とした中にも温もりを感じさせてくれる歌に彩りを与えている。

山本彩×斎藤ネコ
山本彩×斎藤ネコ

そして3曲目は最新シングル「ゼロ・ユニバース」のカップリング曲「愛なんていらない」。「自立した女性なんですが、でもちょっと強がりな部分を描いて、とても素直な気持ちを表現した」という、27歳の女性の等身大の歌詞が印象的な作品だ。アレンジを手がけたのは斎藤ネコ。壮大なストリングスと木管アンサンブルが作り出す、切なさを感じさせてくれるサウンドが、語り掛けるように歌う彼女のボーカルと相まって、歌の世界観をさらに感動的に伝えてくれる。

憧れの女優・大空ゆうひとのホンネ対談で語ったこととは

山本彩×大空ゆうひ
山本彩×大空ゆうひ

番組では山本が憧れている、元宝塚歌劇団宙組のトップスターで女優の大空ゆうひとの対談が実現。新しいステージで挑戦しているという共通している部分を持つ二人が、表現者として、また女性としての考え方や思いを素直に語り合うシーンにも注目だ。

「自分も作詞・曲に加えアレンジもやっていきたいと思っているので、とても勉強になりました」

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全てのセッションを終えた山本は「自分の楽曲やカバーさせて頂く楽曲を、再アレンジして歌唱するということはなかなかないのでとても光栄で楽しみにしていました。どの楽曲も原曲とは全く違って良いものであったり、原曲の面影を残しながら、さらに手を加えることで新たな素晴らしい楽曲に生まれ変わっていく姿が、とても新鮮で音楽や楽曲の可能性を感じました。とても素敵なアレンジをして頂き、自分もいずれ作詞、作曲に加え編曲もやっていければと思っておりますのでとても勉強になりました」と語り、今回のセッションが大きな刺激になったようだ。

山本彩と3人のアレンジャーとの豪華セッション、そして大空ゆうひとの濃密なトークは、11月21日(土)『Sound Inn S』(BS-TBS 18時30分~)でオンエアされる。なお、番組放送終了と同時に「Paravi」で未公開映像と共に独占配信される。

BS-TBS『Sound Inn S』オフィシャルサイト

音楽&エンタメアナリスト

オリコン入社後、音楽業界誌編集、雑誌『ORICON STYLE』(オリスタ)、WEBサイト『ORICON STYLE』編集長を歴任し、音楽&エンタテインメントシーンの最前線に立つこと20余年。音楽業界、エンタメ業界の豊富な人脈を駆使して情報収集し、アーティスト、タレントの魅力や、シーンのヒット分析記事も多数執筆。現在は音楽&エンタメエディター/ライターとして多方面で執筆中。

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