LE VELVETS 4人になっても「自分達の道を歩いて行く」 ツアー初日に見せたファンへの愛

左から佐賀龍彦、日野真一郎、宮原浩暢、佐藤隆紀

全国ツアーを前にメンバーが脱退。初日は初の大阪フェスティバルホールという大舞台

今年6月、メンバー黒川拓哉の脱退により、4人組となったボーカルグループ・LE VELVETSの全国ツアー『LE VELVETSコンサート2017「CLASSIC D’AMOUR」』が9月18日、大阪フェスティバルホールで開幕した。4人となって初の全国ツアーであり、新たな章の始まり、そして同ホールで初の単独公演という事で注目を集め、多くのファンが駆け付けた。「コンサートを開催させていただけた事に感謝しています」と、4人は深々と頭を下げていた。

クラシックを中心に、タンゴやオペラ、ポップスの名曲で、“愛”を表現

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宮原浩暢(バリトン/東京藝術大学 声楽科 同大学院修士課程修了)、佐賀龍彦(テノール/京都市立芸術大卒)、日野真一郎(テノール/武蔵野音楽大学 声楽科 同大学院修士課程修了)、佐藤隆紀(テノール/国立音楽大卒)と、全員が音楽大学卒業で、クラシックを徹底的に学び、身に付けた確かな実力と、品性、優雅さを纏い、クラシックの名曲の数々を、3テノール、1バリトンという構成で、抜群の歌唱力とハーモニーで届ける。もちろんクラシック音楽だけにとどまらず、タンゴやオペラの名曲、ポップスで文字通り“愛”を伝えるツアーだ。メンバーが一人少なくなった事によって、ステージの演出や、ハーモニーの構成などの変更があったはずなのに、それを全く感じさせない豊かなハーモニーのバリエ―ションで魅了し、力強く、柔らかなステージだった。そして音楽監督・羽毛田丈史のライヴアレンジが、4人の声をさらに引き立てつつ、バンドの見事な演奏から生み出される、華麗で繊細な音と4人の声とが相まって、ファンに幻想的感覚を与え、客席に感動が広がっていった。

また、開演前にお客さんから歌って欲しい曲を募り、休憩時間に集計し、それを後半のステージで歌うというサービスに、ファンは大喜びだった。ファンの日ごろからの感謝の気持ちと、愛を感じる時間だった。MCでは9月にファンクラブツアーで行ったオーストリア・ウィーン、ザルツブルクの思い出話に花が咲き、また恒例のグッズ紹介コーナーはブラッシュアップされ、笑いを誘いながらも、いざ歌い始めると圧巻のボーカルで包み込む。このメリハリに引き付けられる。

ソロ活動も積極的に行う。佐賀はアート番組でナレーションに初挑戦

メンバーは以前からミュージカルに出演するなど、ソロ活動も積極的に行っていて、先日も佐藤が、帝劇2018年10・11月公演のミュージカル『マリー・アントワネット』に、ルイ16世役で出演する事が発表されたり、歴史、美術への造詣が深い佐賀は、BSフジでオンエア中の『アートな夜!』(毎週月曜 22:55~23:00)で、10月9日放送分からナレーションを担当する。この番組は、その没後、何らかの理由で埋没してしまった絵画の巨匠や作品に光を当て、エピソードや背景を紹介するという内容の5分番組だ。スポットを当てる画家や絵画の世界観とシンクロする音楽を、毎回1曲選んで、LE VELVETSをはじめとした若手クラシック演奏家が、パフォーマンを見せてくれ、ビジュアルだけでなく音楽からも、アートの世界を感じさせてくれるのが特長だ。歌ともMCとも全く勝手が違うナレーションを、佐賀は楽しみながらも、短い時間の中でしっかりと情報を“伝える”事に取り組んでいる。

オーチャードホールでツアーファイナル、12月にはスペシャルライヴと、積極的にライヴを行い「自分達は自分達の道を歩いて行く」

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全国ツアー「CLASSIC D’AMOUR」は、10月26日、11月19日の東京・Bunkamuraオーチャードホールを含む、7か所8公演行われるが、このツアーは4人にとって、新生LE VELVETSにとって今後を占う意味でも、非常に大切な時間になる。またクリスマスシーズンでもある12月15日は、昨年行い好評だった『LE VELVETSコンサート 2017 LE VELVETS One Night Special Concert ~第二楽章~』を開催する。ひと足早くクリスマス気分を味わう事ができるコンサートだ。新しい道を歩き始めた4人は、大阪公演で「自分達は自分達の道を歩いて行く」と宣言し、それがファンの笑顔につながると信じ、歌い続けていく。

クラシック音楽の素養で、ポピュラー音楽を歌うクラシカル・クロスオーバーのジャンル、クラシックポップスの旗手として、常に真摯な姿勢で音楽と向き合い、LE VELVETSはさらに進化していく。

LE VELVETSオフィシャルサイト

BSフジ『アートな夜!』オフィシャルサイト