1973年横浜市生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科(建築学)修了。中日新聞記者を経て2008年からフリー。名古屋を拠点に地方の目線で社会問題をはじめ環境や防災、科学技術などの諸問題を追い掛ける。2022年まで環境専門紙の編集長を10年間務めた。現在は一般社団法人「なごやメディア研究会(nameken)」代表理事、サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」編集委員、NPO法人「震災リゲイン」理事など。
記事一覧
- 【続報】愛知県新体育館に「超高級ホテル」併設計画も…バリアフリー含め疑問の声収まらず
バリアフリーに大きな問題があると指摘されている愛知県新体育館には、「超高級ホテル」の建設計画もある。しかし、それが公園内にふさわしい施設なのか、そもそも実現性があるのかという疑問の声が上がっている。
- 【独自】隈研吾氏デザインの愛知県新体育館にバリアフリーの大問題 26年アジア大会に影響も
隈研吾氏が設計に参画する愛知県体育館の移転新築計画で、バリアフリーに関する問題が発生している。高さ7m超の大階段を上るメインエントランスに障害者団体の理解が得られないまま、7月に着工しようとしている。
- 「入管に見殺しにされた」ウィシュマさん死亡事件で初弁論 遺族らの訴えと論点
名古屋出入国在留管理局(名古屋入管)に収容されていたスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさんの遺族が国を相手に訴えた損害賠償訴訟の初弁論が8日、名古屋地裁で開かれた。妹たちの訴えと論点をまとめた。
- 愛知県のもう一つの“水問題” 完成遠ざかる「設楽ダム」の今
豊田市の明治用水頭首工での漏水が大問題となっている愛知県で、もう一つの“水問題”が住民を悩ませている。県北東部の設楽町で進む設楽ダムの工事計画だ。住民の見学会に同行し、工期延長の事情などを探った。
- 【独占告白】JR無料パス不正使用「6年前に軽い気持ちで始めた」 山下元参院議員、留置場内での肉声
詐欺などの疑いで逮捕された元国会議員の山下八洲夫容疑者(79)が、勾留されている愛知県警中村署で面会に応じ、JR無料パスの不正使用について「6年ほど前から軽い気持ちで使ってしまった」などと告白した。
- 愛知の用水での大規模漏水、現場で見えた異常な川の姿【5/20追記あり】
大規模な漏水が発生した愛知県豊田市の「明治用水頭首工」。周辺の農業に深刻な影響が及ぶ中、19日午前に現場を訪れ、見聞きした状況を動画を交えてお伝えする。
- 愛知県知事リコール署名偽造事件、広告関連会社元社長の二審始まるも初日で結審【5/26追記あり】
愛知県のリコール署名偽造事件で名古屋市の広告関連会社元社長の控訴審初公判が5月12日、名古屋高裁であった。一審の量刑不当を訴える弁護側に対し、検察側は控訴棄却を求め、即日結審した。
- 愛知知事リコール署名偽造裁判、事務局長次男への判決で断定された「共犯」の構図
愛知県の大村秀章知事に対するリコール運動の署名偽造事件で、事務局長の次男に対する判決公判が16日にあり、名古屋地裁は父らとの共同正犯を認めて懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。
- 名古屋入管事件、ウィシュマさん1周忌で支援者が「歌」にのせた思いと事実とは
名古屋入管に収容中だったスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさんが亡くなってから、6日で丸1年。遺骨が安置されている愛知県の寺で一周忌法要が開かれ、支援者の作った「歌」が披露された。
- 「パワハラ」批判で揺れた愛知県愛西市議会の政倫審、“もやもや”決着で市民に残ったもの
愛知県愛西市議会の政治倫理審査会が22日、議長への報告書を取りまとめて終了した。女性議員への「パワハラ」や政倫審の「濫用」ではないかとの批判も巻き起こったが、何が教訓となったのだろうか。
- 市民も「恥ずかしい」 愛知県愛西市で起きている「政倫審」濫用の重大問題
愛知県愛西市の市議会で、一人の女性議員が市民活動やNPOとの関わりを巡り「政治倫理審査会」にかけられているが、多数派の男性議員による「パワハラ」ではないかと市の内外から批判が沸き起こっている。
- 名古屋入管死亡事件・ウィシュマさんの支援者が河村市長に託した国への4つの要望【3/2追記あり】
名古屋入管で収容中に亡くなったスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさんの支援者が3日、名古屋市の河村市長と面会し、入管体制の改善点などについて意見交換した。どんなやり取りがあったのだろうか。
- 愛知リコール署名偽造裁判、事務局長次男の求刑と反論から垣間見える駆け引き
愛知県知事のリコール署名偽造事件で、運動団体事務局長の次男の公判があり、検察側が懲役1年6カ月を求刑した。これに対し、弁護側は運動団体内での次男の立場の低さなどを強調して、大幅な減刑を求めた。
- 愛知知事リコール署名偽造裁判、元広告会社社長に下された有罪判決を読み解く
愛知県の大村秀章知事に対する解職請求(リコール)運動をめぐる裁判で、名古屋市の広告関連会社元社長に12日、懲役1年4カ月、執行猶予4年の判決が言い渡された。残り2人の審理が続く中、その意味を読み解く。
- 愛知リコール署名偽造裁判、事務局長の次男が明かした“裏方作業”と“親子関係”
愛知県の知事リコール署名偽造事件で、運動団体事務局長の次男、田中雅人被告(29)の第2回公判があった。雅人被告は父親からの指示で動いた“裏方”作業の詳細を供述、父への複雑な思いも吐露した。
- 愛知・知事リコール署名偽造公判、元会社社長の論告求刑で浮かび上がった事件の深い構図
愛知県の大村秀章知事に対する解職請求(リコール)運動をめぐり、地方自治法違反(署名偽造)の罪に問われた広告関連会社元社長の論告求刑公判が11月17日、名古屋地裁であった。その内容を詳しく伝える。
- 愛知の医療はコロナにどう対処したか? キーマンの医師に聞いた「トイレの張り紙」の意味
新型コロナ第5波で何とか持ちこたえた愛知県の医療提供体制。その調整役を担った県新型コロナウイルス感染症調整本部・医療体制緊急確保統括官の北川喜己医師に、第1波以来の現場の実態や第6波への備えを聞いた。
- 愛知リコール署名偽造事件、広告会社元社長が「やるしかない」に至った心情と法廷での懺悔
愛知県知事リコール署名偽造事件で、広告関連会社元社長の第2回公判が10月26日、名古屋地裁であり、疑いを持ちながらも偽造作業にはまり込んでいく被告の心情が赤裸々に語られた。その供述内容を詳しく伝える。
- 名古屋入管でのスリランカ女性の死、真相究明求める支援者の訴えと心情
名古屋入管に収容されていたスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさんの死の真相究明を訴える全国一斉行動が25日に呼び掛けられた。名古屋では死の直前まで面会を重ねていた支援者らが集結した。
- 激甚災害時代の川と人の関係−−愛知・豊川の「霞堤」から考える
日本各地で大雨による甚大な被害が発生している。下流に昔ながらの「霞堤(かすみてい)」という治水構造が残る一方、上流ではダムの建設工事が進む愛知県の「豊川」の現地ルポから、今後の川と人の関係を考えたい。
- 孤立なんかしていられなかった菅首相 環境政策から見直すG7・日本の立場
G7サミットでは、環境問題も主要議題の一つだった。そこでは「孤立」などしていられる余裕のない日本の立場が浮き彫りになった。首脳宣言やサミット後の各セクターの反応から背景を読み解いてみたい。
- 噴火から6年、御嶽山頂の今を詳報します
死者、行方不明者63人に上った御嶽山の噴火災害から27日で6年。規制緩和が進んで立ち入りできるようになった王滝頂上に登り、ありのままの姿から今後の教訓などを考えました。
- 「愛知目標」はなぜ達成できなかったのか? コロナとも関わる生物多様性の危機
生物多様性保全のために各国が取り組んだ「愛知目標」の最終評価が国連から示された。完全に達成された目標は「ゼロ」という厳しい結果。コロナのような感染症とも関わる大事なテーマの現状と行く末は。
- 「東海豪雨」から20年 あのとき何が起きたのか? 都市型水害の恐怖と教訓
2000年9月に名古屋などを襲った「東海豪雨」から11日で20年を迎える。各地で風水害が相次ぐ中、「都市型水害の先駆け」とも言われる東海豪雨とはどんな災害だったのか、住民の証言などから振り返る。
- 7月豪雨の家屋解体制度、「半壊」も対象と小泉大臣が早々に表明した背景
「令和2年7月豪雨」の発生から2週間。被災地で徐々に関心が高まっていくであろう家屋の「公費解体」制度について、環境省の小泉進次郎大臣が早々に「半壊も対象」と方針を表明した件も含めて解説します。