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カーリング軽井沢国際ベスト8決定。プレ平昌五輪を制すのはどのチームか

竹田聡一郎スポーツライター
五輪代表、あるいは代表候補10チーム中、9チームが決勝T進出。(著者撮影)

 ワールドカーリングツアーの軽井沢国際はラウンドロビンを終え、男女共に一次リーグを突破した8チームが出揃った。

 男子は日本代表のSC軽井沢クラブ(Morozumi)、韓国代表のC.Kim、スコットランド代表(五輪ではイギリス代表)のSmith、スイス代表のDe Cruzなど、平昌出場を決めている有力チームのほか、I.C.E.(Kanda)がチーム初のクオリファイを決めた。

 4戦全勝のSC軽井沢クラブはリーグ序盤からアイスの読みやドローウェイトが合い、スウィープやクリアリングにも大きなミスは見られなかった。

 サードの山口剛史は「みんな調子もいいし、アイスも読めていると思う。いい仕上がりで来ている」と振り返れば、リードの両角公佑も「この調子で行けば勝てると思うので勝ちに行きたい」と強気なコメントで応じた。

 現行のワールドカーリングツアーに組み込まれて以来の優勝も視界に入ってきた一方で、準決勝以降に進めば平昌五輪出場チームと対戦することもあり、スキップの両角友佑は「カーリングは自分たちにどんな戦術があるか、ショットを持っているか相手に知ってもらえば有利にゲームを展開できるスポーツだと僕は思っている。(五輪で)警戒してもらえるように自分たちのカーリングを見せたい」と五輪を見据える。五輪の試金石としても決勝トーナメントは興味深い。

 女子も日本代表のロコ・ソラーレ北見(Fujisawa)、スウェーデン代表のHasselborg、スイス代表Trinzoni、スコットランド代表(五輪ではイギリス代表)のMuirhead、ロシアの五輪出場候補チームSidorova、日本選手権女王の中部電力(C.Matsumura)、ソチ五輪代表の北海道銀行フォルティウス(Ogasawara)など、国内外の有力チームが順当に上位進出した。

 HasselborgやSidorovaなどのプールに入ったFujisawaはそれぞれとの対戦で、相手の安定したショットに対しショットがつながらず、劣勢を強いられるエンドが多かった。DSCの結果で辛うじて7位で決勝トーナメントに上がり、準々決勝はHasselborgとの再戦になったが、ここでクロスゲームを展開し五輪での勝利のヒントを掴みたいところだ。スキップの藤沢五月は、五輪について聞かれ「小さなミスをいかに早く修正できるかが鍵になってくる」とコメントしていたが、今大会にも準々決勝までにどこまで修正できるか。チーム力が問われることになりそうだ。

 プレ五輪として世界からも注目を浴びているボンスピルを制して賞金100万円を手にするのはどのチームか。準々決勝は女子は16日(土)の16時、男子は同19:30からそれぞれ開始される。準決勝、決勝は17日の日曜日。BS朝日で放送予定だ。

スポーツライター

1979年神奈川県出身。2004年にフリーランスのライターとなりサッカーを中心にスポーツ全般の取材と執筆を重ね、著書には『BBB ビーサン!! 15万円ぽっちワールドフットボール観戦旅』『日々是蹴球』(講談社)がある。 カーリングは2010年バンクーバー五輪に挑む「チーム青森」をきっかけに、歴代の日本代表チームを追い、取材歴も10年を超えた。

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