【四国リーグ・香川】球春到来!連覇狙うガイナーズ、燃える合同自主トレスタート!

補強運動に顔をゆがめる左から具志堅竜馬、三好一生、中村道大郎(写真/高田博史)

 2月1日はNPBと同じく、四国アイランドリーグplusにとっても大事な「球春到来」の日である。4日に全体練習をスタートする愛媛を除く、香川、徳島、高知の3球団が、合同自主トレをスタートさせている。これが実質的な1次キャンプとなる。

 昨年度総合優勝球団、香川オリーブガイナーズは、例年通り香川県総合運動公園第2野球場で始動した。発表された練習開始時刻の午前9時30分を待たずに、選手たちは各自でウォーミングアップを始めている。西田真二監督(元広島)の「はよやったらええやないか!」の一言で、グラウンド全体を使ったサーキットトレーニングが始まった。

 定刻の午前9時30分、選手たちは一塁側ダグアウト前に集まり、新・球団会長、新・球団代表、西田監督からの訓話を聞いた。続いて今年、主将に任命された中村道大郎(日体大)があいさつしている。

 その後、西田監督、中村主将らは報道陣の前に立ち、囲み取材に臨んだ。

今シーズンの抱負を述べる西田真二監督(写真/高田博史)
今シーズンの抱負を述べる西田真二監督(写真/高田博史)

西田真二監督(元広島)

「球春到来と言いますか。ようやく区切りとして始まるな、と。新鮮な気持ちですね。私も長年やってますと、自分を律す意味で、いよいよ始まるなという感じ。今年は新人の有望な選手が入ってきましたので、やはり大事なのは育成。育成を急がなきゃいけないところが独立リーグの難しさでもあるし、やりがいでもあると思うので。しっかり力をつけてもらうという意味で、2月、体力づくりをして3月、オープン戦に入っていく。今年はJABAの四国大会にガイナーズが出ますので、その辺も含めてね。みなさんにいい結果を発信できるように」

中村道大郎主将

「とにかく去年の総合優勝というのは忘れて。今年、このチームで勝つ。結果を残すっていうところにすごく意味があると思っているので。まずは、この生まれ変わったチームで、駆け足で練習をやっていきたいなと思います。いいこと悪いこと、絶対あると思うんですけど、どんなときもとにかく前を向いて。とにかく『活気』っていうのを、人数も多いですけど出して。香川県を野球で盛り上げていきたいなと、そういうふうに思ってます」

『キャッチフレーズ』

 カコミ取材の最後、西田監督に今年のキャッチフレーズについて聞いた。

「ああ、キャッチフレーズ? ……ちょっと古いけど『Yes! We Can! PART2』」

 前アメリカ大統領を思い出させる懐かしいフレーズに「え? いま?」と報道陣は爆笑したが、監督にとってはまったくブレない考え方を披露したにすぎない。

「『オレらはできるんだ』と。それでええんじゃないの?」

 チームで掲げる「キャッチフレーズ」とまではいかないが、新主将に就任した中村道大郎は何度も『活気』という言葉を口にした。この漢字二文字が、今年ガイナーズを引っ張ろうとする、彼のテーマであることは間違いない。

 大きくてシンプルな2つの目標を掲げた。「このチームで総合優勝」。「このチームからNPBに選手を輩出する」。その2つを何度も繰り返している。

「必ず達成して。とにかくもっと注目してもらいたいので、そうなれるよう練習をしっかり、頑張って行きたいと思います」

 3年目の今年、主将の大役を任せられたことに、きっと異論はなかっただろう。たとえ試合に出ていないときでも、大声で必死にチームを奮い立たせようとしていた姿は、昨年のガイナーズになくてはならない存在だった

 その闘志あふれるキャプテンが、新入団選手13人の加わった新生・ガイナーズを引っ張る。「生まれ変わったこのチームで、結果を残す」とマイクを前に誓った。

 中村主将にとっての「活気」。それは、いいときも悪いときも、どんなときにでも前を向くことである。