【四国アイランドリーグplus】「選手たちの日々成長する姿があった」快進撃の香川、前期優勝決定!

前期優勝が決まり歓喜に沸く西田監督以下、香川首脳陣と選手たち(写真/高田博史)

 31日、四国アイランドリーグplus前期リーグ戦において、香川オリーブガイナーズの優勝が決定した。昨年後期に続いて2期連続での優勝となる。

 優勝へのマジックを「M2」としていた香川OGはこの日、試合が予定されておらず、松山・坊っちゃんスタジアムで行われるダブルヘッダー、愛媛マンダリンパイレーツ対高知ファイティングドッグス戦の結果待ちとなった。

 第1試合で2位の高知FDが敗れたことにより、香川OGの優勝マジックが「M1」となる。優勝決定の条件は、第2試合で高知FDが引き分けるか敗れるかで決まる。

 午後7時を過ぎ、香川OGの選手たちが高松市内の事務所に集まった。坊っちゃんスタジアムから送られてくる試合の映像をスクリーンに映しながら、西田真二監督(元広島)以下、首脳陣、選手、スタッフが見守る。

 0対0のまま試合は進み9回表、最後の打者が遊ゴロに倒れ、高知FDの勝ちが消えた。その瞬間、西田監督が「終わった!」と声を挙げ、選手たちが歓声を挙げた。

「選手たちの日々成長する姿があった」

 残りゲーム数は3試合、高知FDとの直接対決を1試合残し、ゲーム差3・5をつけて逃げ切った。10勝に一番乗りして4月を終えたあと、5月に入ってからは首位を譲らなかった。現在、球団新記録となる9連勝中(10試合負けなし)だ。

 だが、決して楽な戦い方ではなかったと、西田監督は言う。

「4月のオロナミンC球場の開幕戦でインディゴ(徳島インディゴソックス)に勝ってから、ジャイアンツ戦、ソフトバンク戦と、選手たちの日々成長する姿があったというかな。先発投手陣の秀伍(高島秀伍)、石田、畝らが勝ち星を挙げた。一番の要因はライアン(リチャードソン/米国)、原田と、後ろを任せたピッチャーがしっかりと勝ちゲームにつなげた。原田なんか、抑えて当り前と言われながら、あれだけきっちり仕事してくれた(24試合に登板、1勝0敗11セーブ、防御率1・08(33回3分の1)44奪三振)というのはね。ホントに来年こそNPBでやってほしいなと思います」

 前期、最も印象に残った試合は? と尋ねると、5月22日、優勝争いの天王山となった対高知FD前期9回戦(高知球場)を挙げた。2点を先制されて追い付き、再び引き離されたが、終盤8回に4点を奪い返して7対7の引き分けに持ち込んだゲームだ。

「3対7で負けていた試合を引き分けにもって行った。そこからまた連勝につながって行きましたのでね。高知もあの試合は勝てたゲームだったと思う。逆に言えば、高知がピッチャーの代えどきで……(誤った)。ウチは調子のいいピッチャーをどんどん使って行く。両方とも投手力のチームですから。そういうところで、ピッチャーの代えどきっていうのが野球の醍醐味であり、難しさじゃないかな。その期待に応えてくれたピッチャー陣が、まだ前期シーズンですけれども、素晴らしかったなと思います」

 2年目、3年目を迎え、脂ののって来た選手たちが多い。開幕前の下馬評通りに手にした前期優勝だろう。チーム防御率は2・63と断トツ、チーム打率も・275(1位)と、ほか3球団が・250を割っているのに比べて抜きん出ている。打線の調子が落ちてくれば、入れ替わって出場した選手がしっかりと結果を残す選手層の厚さもある。昨年、徳島ISに敗れてチャンピオンシップを獲れなかった悔しさが、この前期優勝につながった。

 本音を言えば、グラウンドで勝って優勝を決めたかった。相手の結果待ちで優勝が決定したのも、2期連続でのことである。

「胴上げが2年連続なかったね。むかし、勝ちすぎて胴上げされすぎたんで、久し振りに胴上げしてほしかったな。最後にホームでの!」

 監督が宙を舞うのは3日に行われる最終戦、ホーム・丸亀での対愛媛MP戦終了後になる。

四国アイランドリーグplus 前期(5月31日終了時)

1.香川 33試合21勝8敗4分け 勝率.724 優勝

2.高知 33試合17勝11敗5分け 勝率.607 3.5差

3.愛媛 35試合11勝22敗2分け 勝率.333 8.5差

4.徳島 34試合8勝22敗4分け 勝率.267 1.5差