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<ガンバU-23>ガイナーレ鳥取戦は1-2で敗戦。

高村美砂フリーランス・スポーツライター

J3リーグ27節のガイナーレ鳥取戦は2点を先行される展開の中、後半、途中出場のMF妹尾直哉が1点を返し、反撃に出るもそれ以上の得点を奪うことはできず、1-2で敗れた。試合後のG大阪U-23監督、選手のコメントをお届けする。

●ガンバ大阪U-23實好礼忠監督

振り返って、なんとも言えないというか、いろんなところに悔いが残るゲームだったかなと。そこをたくさんピッチに落ちている悔いを拾いに行かないといけないなという感じです。

ー悔いの部分を具体的に教えていただけますか。

自分自身の悔いもそうだし、みんなが集まってミーティングしたところから、雰囲気作りにしてももっといいアプローチができたかなというところもあるし、選手個々もいろんなところに悔しさがあったと思います。そう考えると、みんなで集まったところから、少しずつ何かがずれていっていたのかなという感じはしてます。

ー悔いにつながるかもしれませんが、2失点とも自滅というか、試合の入りも注意されていた中で、若さが出たなという感じはしましたか?

自分たちから積極的に動いて、自分からボールをもらって…それはGKからFWまで積極的にボールをもらってやっていたし、しっかり判断してプレーしようというところでは逃げずに、しっかりボールを受けていたし、その中でのミスなので…というのはありますが、でももっと周りのカバーもできたし、ひっくり返せるくらいのパワーを秘めた選手からこそ、そのパワーをもう少し引き出してあげたかったなというのはあります。

ーMFフェルナンジーニョに対しての修正したことは?

最初からフェルナンジーニョのチームでもあるし、ガンバ時代には万博でも点をたくさんあげていた選手で、リスク管理のところは強調しましたが、うまくいなされ、やはり今日の中では一番怖い選手だと感じたし、対応しきれなかったです。

ーオーバーエイジ枠の選手が1人。若い選手を中心にした戦いとなった中で、シーズン終盤にきて、改めて若手の成長を感じた部分、逆に物足りなさを感じた部分はあったのでしょうか。

チームコンセプトの中で誰が出ても、というところでやってきて、オーバーエイジ枠の小椋もしっかりやってくれましたし、アンダーエイジの選手もよくなってきているんです。練習の取りみも素晴らしいですしね。それをあと少し、というところで…僕自身もあと少しのところでもどかしさは感じているんですが、いいトライはしているので、そのあと少しをプレーで表現できるときを待ち望みながら、しっかりトレーニングしていきたいと思います。

●DF野田裕喜

(フェルナンジーニョについて)そこまで怖いっていうのは感じなかっし、でも、怖さにつながってしまったのは自分の二つのミスからだったので、そこはある程度、仕事はあまりさせなかったんじゃないかなと思います。(試合前は彼に対する対策をしていた?)前半戦で戦ってみて、フェルナンジーニョ選手が相手のキーマンだということはわかっていましたし、ただ中盤で受けさせるぶんにはそんなに怖くないので前を向かれないようにだけはしようと思っていました。(今日はオーバーエイジ枠が1人でしたが)そうですね。でもそこは関係ないですね。オーバーエイジがいないから勝てないではおもしろくないし頼ってばかりではダメだと思うので。そこはやっぱり自分たちの責任を持ってやらないと、とは思います。

フリーランス・スポーツライター

雑誌社勤務を経て、98年よりフリーライターに。現在は、関西サッカー界を中心に活動する。ガンバ大阪やヴィッセル神戸の取材がメイン。著書『ガンバ大阪30年のものがたり』。

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