Yahoo!ニュース

イランの核開発の心象風景(2)

高橋和夫国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

問題はウラン濃縮技術の二面性です。天然ウランは、そのままでは役に立ちません。これを濃縮すると、ある段階で原子力発電の燃料になるなど、平和利用が可能になります。さらに濃縮を進めると核爆弾の材料になります。基本的には、平和利用も軍事利用も同じ技術です。イランの濃縮技術の進歩に国際社会が懸念を抱く背景です。

この記事は有料です。
高橋和夫の中東・イスラム・国際情報のバックナンバーをお申し込みください。

高橋和夫の中東・イスラム・国際情報のバックナンバー 2022年7月

税込275(記事4本)

※すでに購入済みの方はログインしてください。

購入についての注意事項を必ずお読みいただき、同意の上ご購入ください。欧州経済領域(EEA)およびイギリスから購入や閲覧ができませんのでご注意ください。
国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

国際情勢をわかる言葉で、まず自分自身に語りたいと思っています。北九州で生まれ育ち、大阪とニューヨークで勉強し、クウェートでの滞在経験もあります。アメリカで中東を研究した日本人という三つの視点を大切にしています。映像メディアに深い不信感を抱きながらも、放送大学ではテレビで講義をするという矛盾した存在です。及ばないながらも努力を続け、その過程を読者の皆様と共有できればと希求しています。

高橋和夫の最近の記事