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人材を求めて中央アジアへ

高橋和夫国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

日本のある政党が、一時期に掲げていたスローガンに「コンクリートから人へ」があった。ところが、現在の日本ではコンクリートを扱う人が不足している。建設現場では、土木工学の専門家の人出不足が深刻だという。広島建設企業の某社の幹部によると、大学の工学部の建設関連の学科の縮小傾向が背景にあるという。対応策としてベトナムで人を募集し、日本語を覚えてもらい、専門技術を教えるなどしてきたという。だが、日本語を覚え技術を身に着け国家試験に合格すると、せっかく育てた人材が他企業に移動してしまう。定着してくれないのが頭痛の種だと語ってくれた。

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国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

国際情勢をわかる言葉で、まず自分自身に語りたいと思っています。北九州で生まれ育ち、大阪とニューヨークで勉強し、クウェートでの滞在経験もあります。アメリカで中東を研究した日本人という三つの視点を大切にしています。映像メディアに深い不信感を抱きながらも、放送大学ではテレビで講義をするという矛盾した存在です。及ばないながらも努力を続け、その過程を読者の皆様と共有できればと希求しています。

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