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トランプ大統領と混迷の中東情勢(3)

高橋和夫国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

これはそのときの署名の写真。文書に署名している写真ですが、不思議な写真ですね。だってエルサレムの地位がどうなるかというのは中東和平の核心でしょう。それをアメリカがもうイスラエルのものだと認めるから中東和平はこれで動かなくなるに決まっているじゃないですか。だからとっても重要な価値判断なのに、トランプ大統領の後には、この人一人しかいないのです。国防長官も国務長官もCIA長官も誰もいない。なんでこの人一人しかいないのかというと、みんな反対だからですよね。で後ろにいるこの背後霊は誰かというと、マイク・ペンス副大統領なのです。このペンスさんが福音派の代表者なのです、ホワイトハウスの。でトランプって、もう3回結婚しているし、不倫は数知れずでしょう(笑)。とてもキリスト教徒の鑑とは思えないじゃないですか(笑)。でも福音派がトランプを支持するのは、ペンスという福音派の代表者を副大統領にしているからです。だから国務長官も国防長官みんなしょっちゅう首が飛ぶでしょう。でもペンスさんだけ、首が転がってない。どうしてかというと福音派の票を持っているからですよね。

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国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

国際情勢をわかる言葉で、まず自分自身に語りたいと思っています。北九州で生まれ育ち、大阪とニューヨークで勉強し、クウェートでの滞在経験もあります。アメリカで中東を研究した日本人という三つの視点を大切にしています。映像メディアに深い不信感を抱きながらも、放送大学ではテレビで講義をするという矛盾した存在です。及ばないながらも努力を続け、その過程を読者の皆様と共有できればと希求しています。

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