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トランプ政権と中東(1)

高橋和夫国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

トランプ政権の中東政策を、どう読むべきか。なかなか難しい。それを一言で表現すれば、不透明感となるだろうか。まず不透明な理由を説明したい。そして、 次に不透明な理由のーつが、トランプ政権内部での重心の移動をもたらすだろうと予測される。そのメカニズムを説明したい。第三に、その重心の移動が中東政策に与える影響を論じたい。第四にアメリカの中東外交を規定する二つの要因を分析したい。それがトランプ外交をも縛る大きな力だからだ。最後に最新の中東情勢を紹介したい。

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国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

国際情勢をわかる言葉で、まず自分自身に語りたいと思っています。北九州で生まれ育ち、大阪とニューヨークで勉強し、クウェートでの滞在経験もあります。アメリカで中東を研究した日本人という三つの視点を大切にしています。映像メディアに深い不信感を抱きながらも、放送大学ではテレビで講義をするという矛盾した存在です。及ばないながらも努力を続け、その過程を読者の皆様と共有できればと希求しています。

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